ARTシリーズでチャイコの後期3大交響曲が発売されないのは、本当に残念です。ただ、海外盤でdtsデジタル・サラウンド・シリーズとしてこの3曲が発売されており、私も所有しております。今、流行の5.1CHANNELによるもので、DVDプレーヤーでdtsデコーダー内蔵のものであれば聴くことができます。もちろん2チャンネルとしても聴くことができます。音に広がりと奥行きが感じられ、録音当時のSQ方式による4チャンネル録音が見事によみがえっているように感じられました。しかしEMIには、ポリシーの一貫性が感じられません。dtsデジタル・サラウンド・シリーズをもっと大々的に売り出すのかと思っていましたが、結局、国内盤では発売されていません。1970年代前半はSQ方式による4チャンネル録音を多数行っていたのですから、この音源をもっと生かすべきだと思ってます。
No.129 | 投稿日時: | 2001/10/27(土) 23:48 <↑親記事:No.128> |
投稿者: | K <E-Mail> |
こんばんは、
> ARTシリーズでチャイコの後期3大交響曲が発売されないのは、本当に残念です。ただ、海外盤でdtsデジタル・サラウンド・シリーズとしてこの3曲が発売されており、私も所有しております。
ワグナーの管弦楽曲集やモーツァルトの後期等の記憶はありましたが、チャイコフスキーは知りませんでした。
> 今、流行の5.1CHANNELによるもので、DVDプレーヤーでdtsデコーダー内蔵のものであれば聴くことができます。もちろん2チャンネルとしても聴くことができます。音に広がりと奥行きが感じられ、録音当時のSQ方式による4チャンネル録音が見事によみがえっているように感じられました。
うちには5.1デコーダがないのですが、2チャンネルだけでもCD盤とはずいぶん違うものなのでしょうか。
もしそうならこのときのチャイコフスキーの後期集はとても好きなので、ちょっと買ってみても良いですね。
> しかしEMIには、ポリシーの一貫性が感じられません。dtsデジタル・サラウンド・シリーズをもっと大々的に売り出すのかと思っていましたが、結局、国内盤では発売されていません。
いまは外国の通販サイトですと、このシリーズは$2くらいで投げ売りされていますものね。
> 1970年代前半はSQ方式による4チャンネル録音を多数行っていたのですから、この音源をもっと生かすべきだと思ってます。
なるほど、あのときのDTS盤はクォドラフォニックを活かそうとしていたのですか。
http://www.karajan.tv/cgi/recordings.cgi?keys10=%83N%83H%83h%83%89%83t%83H%83j%8...
結構ありますねぇ。
これらがいずれは全てDVD-AUDIOになってゆくのでしょうか。
No.130 | 投稿日時: | 2001/10/28(日) 00:14 <↑親記事:No.129> |
投稿者: | papy <E-Mail> <URL> |
DTS−CDについては、「じりーの」さんが、当HPの掲示板に感想を書き込みされていらっしゃいますので、転載させていただきます。
「4チャンネルステレオ復刻盤の視聴記」
4chステレオ復刻のCDが家に届きましたので報告いたします。購入したのはチャイコフスキーの「悲愴」(1971)とモーツァルト「40&41番」(1970)の2枚です(EMI原盤6種発売)。このCDは、発売当初の意図をそのままに再現したものとあり、まさに復刻盤と言えます。感想はと申しますと、4ch録音により、オーケストラの定位がしっかりとなり各パートが瑞々しく蘇るといった感じで、特に管楽器の定位が良く間近で聞いているような臨場感が味わえます。「悲愴」はこの演奏は非常にロマンティックなもので以前から愛聴していましたが、壮大なスケール感と弱奏の雰囲気が特に良かったです。これらはアメリカで発売されているDTS−CDというもので再生にはDTSデコーダーとデジタル出力のCDプレーヤー、それにリアスピーカー2台等が必要です。この企画は画期的でブルックナー4&7番等他の4chの復刻が期待されます。
No.131 | 投稿日時: | 2001/10/28(日) 12:08 <↑親記事:No.130> |
投稿者: | Concolor <E-Mail> |
Kさん、papyさん、今日は。
EMIのチャイコフスキーの5番はHS−2088盤で持っているだけですが、ART、DVD-audio等今後どのような方針で発売していこうとしているのでしょう。
DTS−CD盤はTower Recordsのネット・ショップに今も載っていますね。チャイコフスキーの4、5番、モーツアルトの35/36、38/39、40/41の5種類で何れも$23.99です。
99年のリリースですが、その後ないようですし、また今回DVD-audioでワーグナーの管弦楽曲集がでましたが、今後どうしていくのか。papyさんの仰るようにEMIには明確なポリシーがないような。
国内盤でもHS−2088はARTには及ばないと判断したのでしょうか。(HS−2088盤ででていたものがART盤で再度発売されていますね。)
ブルックナーの4、7番は現在ART盤を愛聴していますが、DVD-audioが出れば対応するプレーヤーを購入しても良いかなと思っています。
次世代のフォーマットとしてDVD-audioとSACDのどちらが定着するのか、共存できるのか、技術進歩でより良い音で聴きたいと思いますが
何とも迷うところですね。カラヤンのディスクがどのフォーマットで出てくるか次第です。
No.134 | 投稿日時: | 2001/10/28(日) 19:22 <↑親記事:No.131> |
投稿者: | K <E-Mail> |
こんばんは、
> EMIのチャイコフスキーの5番はHS−2088盤で持っているだけですが、ART、DVD-audio等今後どのような方針で発売していこうとしているのでしょう。
HS-2088盤の5番というと、モスクを背景にネクタイを締めたカラヤンの写真が手前に配された、ちょっと感性を疑いたくなるようなジャケットのやつですか?(w
疑似ステレオかと思うくらいひどい音ですよね。
> DTS−CD盤はTower Recordsのネット・ショップに今も載っていますね。チャイコフスキーの4、5番、モーツアルトの35/36、38/39、40/41の5種類で何れも$23.99です。
うう、つい最近、DTSのCDを$1.99で投げ売りしているのを外国の通信販売サイトで見かけたのですが、いま見つかりません。どこだったかなぁ。
> 国内盤でもHS−2088はARTには及ばないと判断したのでしょうか。(HS−2088盤ででていたものがART盤で再度発売されていますね。)
どちらの音質が上だろう下だろうが、とにかく目新しいもので再発売というのが本音ではないでしょうか。
営利企業ですし、とくに東芝EMIはクラシックCDのほとんどの場合、事実上発売日が製造中止日という会社ですから。
> 次世代のフォーマットとしてDVD-audioとSACDのどちらが定着するのか、共存できるのか、技術進歩でより良い音で聴きたいと思いますが何とも迷うところですね。カラヤンのディスクがどのフォーマットで出てくるか次第です。
この世界で共存ということは希ではないでしょうか。
どちらかが倒れるまで戦いはつづいて、そのあいだ購入者も血みどろになります(w。
良音質での再生環境が必ずしも勝者の条件ではないところが問題ですね。
No.133 | 投稿日時: | 2001/10/28(日) 19:03 <↑親記事:No.130> |
投稿者: | K <E-Mail> |
> 4chステレオ復刻のCDが家に届きましたので報告いたします。購入したのはチャイコフスキーの「悲愴」(1971)とモーツァルト「40&41番」(1970)の2枚です(EMI原盤6種発売)。
4チャンネル分の音が入っているわけですから、モーツァルトも2曲ずつと、それだけ容量を喰ってるのですね。
> このCDは、発売当初の意図をそのままに再現したものとあり、まさに復刻盤と言えます。
やはりこのシリーズは自然なオーディオ機器の進化によるものというより、好事家向けの企画のような気がします。
録音当時でさえ、4チャンネルの装置を揃えていた人間は希だと思いますし。
EMIがあまり力を入れなかったのも、他社でいうところのゴールドCD等に多少毛を生やした程度と考えていからではないでしょうか。
それから思いついたのですが、4チャンネルの復刻盤としてモーツァルトの後期交響曲集があったということは、この録音もクォドラフォニックだったのでしょうか。
『全軌跡を追う』はステレオとしか表記しておらず、録音種別に関してはこれ以外に参考となる資料がないため、このサイトでもステレオのみにしています。
クォドラフォニックの場合、最後にQとついたLP番号があるのが自然なのですが、こちらにもありません。
そういえば同じ時期のブルックナーも、4番はクォドラフォニックですが、7番はステレオのみです。
クォドラフォニックで録音しておきながら、1度も4チャンネルでは発売しなかったのですね。