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No.420投稿日時:2002/01/24(木) 23:12  <親記事>
投稿者:Concolor <E-Mail>

チャイコフスキーのART

Kさん、今晩は。
チャイコフスキーのARTのようなリマスタリング盤の発売、そろそろ時期ではないでしょうか。

では。


No.422投稿日時:2002/01/24(木) 23:39  <↑親記事:No.420>
投稿者:K <E-Mail>

Re: チャイコフスキーのART

こんばんは、

> チャイコフスキーのARTのようなリマスタリング盤の発売、そろそろ時期ではないでしょうか。

ですね〜。
昨日機会がありましたので、HMVを見てきましたが、まだありませんでした。
今度出かける用事があるのは26日の土曜日ですので、時間があればまた見てきます。

「ARTのような」というのが微妙なところで、私も「疑似ART盤」などと呼んでいます(w。


No.423投稿日時:2002/01/25(金) 00:06  <↑親記事:No.422>
投稿者:あむろ

1月30日ですか?

こんばんは。

HMVのホームページだと1月30日発売になってますね。
店頭に出るのはそれより早いのでしょうか。
私は近所では買えないので,HMVに予約してます。でも,送料をただにするため,2月中旬発売のキーシンの《展覧会の絵》と一緒に注文してしまいました。
だからそれまではおあずけです。


No.427投稿日時:2002/01/26(土) 23:11  <↑親記事:No.420>
投稿者:K <E-Mail>

チャイコフスキーのART

今日HMVに行ってみましたが、まだ出ていませんでした。
今度は月曜に予定が入りましたので、また行ってみます。


No.428投稿日時:2002/01/27(日) 16:43  <↑親記事:No.420>
投稿者:K <E-Mail>

「お客様からのレビュー」

http://hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=152573

確かに4番がないのは痛い。
4・5・6とも演奏の水準は甲乙つけがたく、そのため私も「71年のチャイコフスキー」としていて、71年の何番とは言わないわけです。
つまりこの録音が好きな人間にとっては、4・5・6が全部揃ってはじめてひとつのものとなるわけですね。

もちろんこの方の評価の低さは、他の方が軒並み高い評価をつけていることへの警句でもあるのでしょうが、それにしても、いくら以前は大元でつながっていた組織とはいえ、外資系レコード店の支部にすぎない日本(売り上げは間違いなく世界一でしょうが)のある方が3年間も粘って達成した企画ですし、以前都志見さんが言われていた「よく捜したのか」という問題があるにせよ、4番を満足出来る状態でリリース出来ないことを一番悔しがっているのは担当者本人でしょうから、これ以上責めるのはお気の毒です。
たぶんこの担当者の方だって、カラヤンのファンですよ。

何らかの手違いで今回の盤がHMVよりさきに他の店に並んでしまったとしても、私は敬意を表して、HMVに入荷するまで待ちます。


No.430投稿日時:2002/01/28(月) 23:05  <↑親記事:No.420>
投稿者:K <E-Mail>

未入荷

今日もHMVに行ってきましたが、まだ入荷していませんでした。
店にある発売予定表には、25日とありましたが、訊ねたところ、入荷時期未定だそうです。
ちょっと発売が遅れそうな気配ですね。


No.431投稿日時:2002/01/28(月) 23:29  <↑親記事:No.430>
投稿者:Concolor <E-Mail>

未だですか

今晩は。

> 今日もHMVに行ってきましたが、まだ入荷していませんでした。

未だ入荷していないのですね。

> ちょっと発売が遅れそうな気配ですね。

CDは出来上がっているのですよね。
一日も早い入荷、そして入手を期待しています。
音質改善が楽しみですね。

では、また。


No.432投稿日時:2002/01/30(水) 22:35  <↑親記事:No.420>
投稿者:mkn <E-Mail>

購入しました

 はじめまして。mknと申します。papyさんのHPから流れて参りました。よろしくお願いいたします。

 さてDISKY盤、HMVの予告どおり本日発売になっておりました。私は大阪のHMVアベノ店で購入しました。

 演奏には、オーケストラの能力をすべて解き放った、という印象を受けました。カラヤンの実演は放送以外聴く機会を得ませんでしたが、おそらく実演に最も近い部類の録音ではないでしょうか。ただ「悲愴」の終楽章だけはその深沈とした雰囲気においてVPO盤に軍配を挙げたく思いました。

 再生音ですが、artの効果かどうか知りませんがこれほどウェルバランスのEMIのカラヤン録音を聴いたのは初めてです。「低域過多でざらつき気味」というのがこれまでの印象でしたがそのどちらもありません。4番はマスター損傷とのことでしたのでこの際と思い、先日東芝のグランドマスター盤を購入しましたがこちらはLPから起こしたのかなと思いたくなる状態でした。

 要するに評判どおり(良い意味で)でありました。それにしてもカラヤンの録音に限らず、EMIほどプレスやマスタリングで再生音ががらがら変わるレーベルも少ないように思うのですがいかがでしょうか。


No.433投稿日時:2002/01/30(水) 23:58  <↑親記事:No.432>
投稿者:K <E-Mail>

Re: 購入しました

こんばんは、はじめまして。

>  さてDISKY盤、HMVの予告どおり本日発売になっておりました。私は大阪のHMVアベノ店で購入しました。

はい、私も先ほど帰宅したところ、入荷のメールが届いていました。
遅れるかも知れないと思っていましたが、予定通りで良かったです。
しかし午前11:00〜午後10:00の営業時間では、数日中に取りに行けるかどうか……

>  演奏には、オーケストラの能力をすべて解き放った、という印象を受けました。カラヤンの実演は放送以外聴く機会を得ませんでしたが、おそらく実演に最も近い部類の録音ではないでしょうか。ただ「悲愴」の終楽章だけはその深沈とした雰囲気においてVPO盤に軍配を挙げたく思いました。

私がこのときの演奏を好むのは、たぶんその勢いだと思います。
一発録りと言われれば本気にしてしまいそうな圧倒的な流れですね。
mknさんの言われるとおり、実演に近く感じます。
《悲愴》については、こちらは正真正銘ライヴの最後の来日公演での88年5月2日の演奏がこれに匹敵するかも知れません。

>  再生音ですが、artの効果かどうか知りませんがこれほどウェルバランスのEMIのカラヤン録音を聴いたのは初めてです。「低域過多でざらつき気味」というのがこれまでの印象でしたがそのどちらもありません。

私はEMIの、とくにこの時代の音質を好むので、「低域過多でざらつき気味」という印象は持っていませんでしたが、EMIの音質を苦手とされる方は多いようですね。

> 4番はマスター損傷とのことでしたのでこの際と思い、先日東芝のグランドマスター盤を購入しましたがこちらはLPから起こしたのかなと思いたくなる状態でした。

全くです。
本気で疑似ステレオかと思うことさえありました。

>  要するに評判どおり(良い意味で)でありました。

それは良かったです。
安心しました。

> それにしてもカラヤンの録音に限らず、EMIほどプレスやマスタリングで再生音ががらがら変わるレーベルも少ないように思うのですがいかがでしょうか。

私はカラヤン以外の録音はほとんど知らないので全般的には何とも言えません。
日本盤、つまり東芝EMIのHS-2088も決して悪いリマスターリングではありませんでした。
《英雄の生涯》のCDでの初出盤とHS-2088盤を聴き較べたことがありますが、違う演奏ではないかと思ったほど、比較すればHS-2088も良かったです。
ただ今回のチャイコフスキーだけ、いままでのCD盤は異常でした。
風呂場で再生したレコードをラジカセでそのまま録音したのではないかと思えるほどでした。
しかし考えてみれば、そのデロデロ音質にも関わらず演奏そのものには大変惹かれていたわけですから、ぎりぎりのところでは演奏そのものは音質に左右されないのかも知れません。
先日、独エレクトローラの《未完成》と《ロンドン》の入った初出LP(クォドラフォニック盤)を、ごく普通のステレオ装置で聴いたとき、あまりの見事な音質に驚いて、これはART盤のCDさえ軽く凌ぐと思いましたが、では演奏にあらためて惹かれたかというと、別段そうでもありませんでした。
このLPを聴くのは「音質を楽しみたい」と思うときだけでしょう。

プレスやマスターリングによって音質が激しく変わることがあるのだとすれば、それはEMIのCD初期時代があまりにもひどく、せっかくの前時代の財産を活かしきれておらず、ようやくここ数年、遅れを取り戻すべく努力した結果が報われてきた、ということでしょうか。

それからもうひとつ思うのは、ARTってそもそもどういう技術なんでしょうね?
HS-2088には具体的に音質改善の工夫の仕方が説明されていましたが、ARTに関してはそういうのを読んだことがありません。
今回の疑似ART盤は、「ART陣営随一のバランス感覚の持ち主」に最終的な調整をしてもらったとあります。
つまり最後は人間の判断に頼っているわけですから、今度はARTであっても当たり外れが出てくるように思えます。


No.435投稿日時:2002/01/31(木) 22:58  <↑親記事:No.433>
投稿者:mkn <E-Mail>

 ご丁寧なお返事ありがとうございました。

K> 私はEMIの、とくにこの時代の音質を好むので、
K> 「低域過多でざらつき気味」という印象は持っていませんでしたが、
K> EMIの音質を苦手とされる方は多いようですね。

 「低域過多」はこの時期のカラヤン録音についての特徴と思っています。エンジニアのギューリッヒの個性ではないかと考えています。「ざらつき」はEMI録音全体についての印象です。こちらの判断の根拠はクレンペラーの録音から得たものです。最悪の例はフランソワ/フレモーのショパンでした。少し正確さを欠く書き方をしたことをお詫びします。
 ただ、カラヤンの録音でもモーツァルトの管楽協奏曲はざらつき気味だと思うのですがいかがでしょうか。LPでも、輸入盤のCDでもあまり変わりがありませんでした。もちろん内周部特有の歪みはありませんでしたが。ミサ・ソレムニスやハイドンの「四季」にはそういう印象はありません。

K> それからもうひとつ思うのは、
K> ARTってそもそもどういう技術なんでしょうね?
K> 今回の疑似ART盤は、
K> 「ART陣営随一のバランス感覚の持ち主」に最終的な調整を
K> してもらったとあります。
K> つまり最後は人間の判断に頼っているわけですから、
K> 今度はARTであっても当たり外れが出てくるように思えます。

 全く同感です。「リミックス」というのが適当なのかもしれません。 ただそうなると実際にその演奏を聞いた人が担当するのとそうでないのとで大きな違いが出るでしょう。CBSのワルター盤で「マックルーアがリミックスを担当」というのがありましたが、グロッツがリミックスをやるとどうなるでしょうね。


No.438投稿日時:2002/02/01(金) 00:23  <↑親記事:No.435>
投稿者:K <E-Mail>

購入できました

こんばんは、

私も本日、件の盤を購入しました。
横浜駅に着いたのが21:20、充分間に合うと思って行ったところ、HMVが入っているビブレの扉が私の眼の前で閉められ、かなり焦りましたが、そういえば駅からだと裏に当たる入り口がHMVとしての表口であるということを思いだし、廻ってみて無事購入できました。

店内に5番第4楽章のフィナーレがガンガン響いていましたが、レコード店の店内で聴くとどんな録音でもたいがい良く聞こえるのに、今回はぱっとしなかったので、ちょっと不安になりました。

私はおいしいものはあとにとっておく寂しい人間なので(w、先に6番を聴いています。
低音すごいなぁ。

>  「低域過多」はこの時期のカラヤン録音についての特徴と思っています。

ううむ、低音過多ですか。
私は低音に重点が置かれていても、全体としてはよく混ざっているように思っていました。
大昔「ドンシャリ」という言い方がありましたが、EMIについてそういう風に思ったことはなく、むしろDGの方がバランスがあまり良く思えません。
まあ、詳細に書くとゲンナリを通り越して憤りさえ感じられてしまうほど貧弱な再生装置を使っている私にも罪はあります。

>  ただ、カラヤンの録音でもモーツァルトの管楽協奏曲はざらつき気味だと思うのですがいかがでしょうか。

私の盤は非ARTで、いま試しに聴いています。
確かに強い音が高い音のとき、ちょっと「ざらつく」感じはあるかも知れません。
しかし比較するならさっぱりしたDGより残響の捉え方見事で、決して誇張しているわけでもなく、美しいと思いますが、いかがでしょうか。
ちょっと残響過多なのではないかと思えるような《フィデリオ》全曲の序曲の冒頭部分など、決してDGには真似出来ないと思うのですが。
DGの6〜70年代の場合は強い音のときに本当の「強い音」が出せず、限界に来てしまうため、逆にその部分だけ窪んで感じることがあります。
EMIはこのモーツァルトの協奏曲集のように、多少「ざらつく」ことはあるかも知れませんが、抜けが良いというのか何というのか、素直に安心して聴くことが出来るように思えます。

> ミサ・ソレムニスやハイドンの「四季」にはそういう印象はありません。

余談ですが私はこの《四季》が好きで、ART化されないかと思っています。
今度出るのはARTかどうかは知りませんが、抜粋だし。

> 「リミックス」というのが適当なのかもしれません。

そうですね。
音質も絶対ではなく、時代によって「良い音」というものの解釈が違います。

> ただそうなると実際にその演奏を聞いた人が担当するのとそうでないのとで大きな違いが出るでしょう。CBSのワルター盤で「マックルーアがリミックスを担当」というのがありましたが、グロッツがリミックスをやるとどうなるでしょうね。

カラヤンはグロッツについて「私と同じ耳を持っている」と言っていましたが、だとしたらカラヤンの耳はあまり私の好みではないところもあるのですが(w、しかしやはり現場で録音に立ち会った人間が妥協せずに「リミックス」して商品化されるのが、現代の聞き手としての夢ですね。
演奏者同様、スタッフだって、永遠の命を持っているわけではありませんから、そういう企画がもしレコード会社内部にもあるのなら、是非とも早めに実現して欲しいところです。


No.441投稿日時:2002/02/01(金) 05:44  <↑親記事:No.438>
投稿者:らぴーと <E-Mail>

素晴らしい音ですね!!

初めておじゃまします。
この録音、特にカラヤン5回目の「悲愴」の大ファンです。

4番と5番は他に愛聴盤があるのですが、悲愴に関しては
いろいろと聴いても、「やはりこの演奏に勝てるものはない!」
と思いつづけてきました。

特に、カラヤンのその後の録音や、ムラヴィンスキーの録音の支持者には、ライバル意識むき出しでした。

カラヤンのその後の2回の録音は、世間の高い評価は高いものの、金管の録音が薄っぺらく、しかもよくはずす'76年盤、
録音は鮮明だがオケのアンサンブルが不精緻な'84年盤、
もっといい演奏がここにあるのに…
どうしても納得が行かなかったですね。

今回のCD発売の経緯や、反響の大きさを見ていると、
「何度聴いても、この'71年盤こそ最高だ!」
そう思いつづけていたのは自分だけではなかったことが証明された?
ようで、非常に嬉しい限りです。

ライブでもここまで盛り上がらないのでは、と思えるほどの圧倒的な迫力と勢いは言うまでもありませんが、特に、その色彩感が他の演奏を圧倒していることにこそ、この録音の価値がある、と思います。

例えば、第3楽章のマーチに入る前のクレッシェンドのところ、弦楽器の半音ずつ上がる刻みとホルンが絶妙の和声感を再現し、トロンボーンが見事なクレッシェンドをかけてくる、

このへんの演出は、故志鳥氏の表現を借りれば、まさに「舌を巻く」としか言いようのないもので、他のどのCDでも聴けないものです。

私がこの録音に出会ったのは11年前、まだ学生の頃で、当時は、まだ品番がTOCE-○○○○になる前の(EMIのエンジェルマークが健在だった頃の)古い3枚組のCDでしたね。

数年後、「リマスターテープ使用」と書かれたTOCE-1506(だったかな?)が発売されましたが、国内にある2チャンネルマスター(マスターの番号が2YRAで始まるもの)から起こしたと思われるCDの音質に満足できず、レコードプレーヤーを実家から取り寄せ、4チャンネルSQサウンドなる触れ込みの中古LP盤(マスターの番号が2QRAで始まるもの)を探し回ったものでした。

打楽器奏者の私にとっては、この4チャンネル盤でのシンバルの音が病み付きに?なってしまって、CDの貧弱な響きでは我慢できなくなってしまったものです。

シンバルの音の響きの広がり、音の華麗さという点では、4チャンネル盤が圧倒的に優れていましたからね。

しかし、最もすごい響きで入っている4発目にちょうど傷がついていてまともに聴こえなかったり、状態のいいレコードになかなか巡り会えず、ほんとに苦労しましたね。

さらに数年後、当初はCLASSIC21オリジナルCDとして会員限定で発売されたHS2088リマスタリングCD、こちらのひそかな希望は打ち砕かれ、またもやしょぼいシンバル。

あとは本家EMIにartで出してもらうしかないなあ…と思いながら、いつの間にかその夢を半分あきらめてしまっていたんですね。

そしていよいよ今回のartリマスタリングCDの発売、
(「擬似」は付けないで!!こんなにいい音なんだから!!)
4枚目にして、ようやく真の音に近いはずの素晴らしい音のCDに巡り会うことができました。

長い長い道のりでした。ほんとうに。

シンバルの音はもう涙ものの鮮烈さ。
第1楽章の第2主題や再現部は、リヒャルトを聴いてるかのようなすばらしい響きの美しさ。

残響の多い教会で、広大な音場感の4チャンネル録音、それとカラヤン/ベルリンフィルの勢いが見事にマッチして、すさまじい音の渦に巻き込まれてしまいそうです。

リマスタリングを名乗るCDは山ほど発売されていますが、今回のこのCDは、後続の録音にも優る素晴らしい鮮度を誇っています。どのような手段がとられているのかはわかりませんが、同時期のDGの録音よりもはるかに鮮明な印象です。EMIからDECCAに変身したかのような素晴らしい音、これほどの成功例はそうそうないと思います。

昔読んだレコ芸の情報では、どうやら
オリジナルマスターテープは4チャンネル録音だった、
国内盤の大半は2チャンネルマスターから作られていた、
ようです。

なお、両者の技術的な相違や、マスターが複数の方式で存在する理由については、存じておりません。ただ、各雑誌の情報から推測するに、国内グランドマスターシリーズのHS2088盤も、この2チャンネルマスターから作られているようです。

つまり、念のため、art盤とHS2088盤との音の差は、リマスタリングの性能の優劣ではなく、音源の違いによるものが大きいはずです。

同じように4チャンネル録音されたワーグナー管弦楽曲集などでも両者の違いは明らかです。

あとは、ファンへのせめてもの償い?として、ヨーロッパではライセンス生産となったこの録音を、日本国内では東芝EMIのartシリーズで発売してもらいたいですね。


No.442投稿日時:2002/02/01(金) 18:45  <↑親記事:No.441>
投稿者:K <E-Mail>

Re: 素晴らしい音ですね!!

こんばんは、はじめまして。

らぴーとさんのお名前はHMVの「お客様からのレビュー」で拝見していました。

> 4番と5番は他に愛聴盤があるのですが、悲愴に関しては
> いろいろと聴いても、「やはりこの演奏に勝てるものはない!」
> と思いつづけてきました。

私は3曲まとめてこの録音を好んでいますが、いままでもっとも素晴らしいと思っていた5番より、今回のDSIKY盤で《悲愴》の素晴らしさを再認識しました。

> 特に、カラヤンのその後の録音や、ムラヴィンスキーの録音の支持者には、ライバル意識むき出しでした。

> もっといい演奏がここにあるのに…
> どうしても納得が行かなかったですね。

ライヴァル意識まではありませんが、このある種「不幸な」録音を多くの人が聞くことができる状態になれば良いと思ってはいました。

> 今回のCD発売の経緯や、反響の大きさを見ていると、
> 「何度聴いても、この'71年盤こそ最高だ!」
> そう思いつづけていたのは自分だけではなかったことが証明された?
> ようで、非常に嬉しい限りです。

私も以前ARTの発売予定についての話題でこの録音について触れたときに、好きだという方が何人かいらしたので、自分だけではないことを知りました。
それまでこの盤について触れられれているのをほとんど眼にしたことがありませんでしたから。

> ライブでもここまで盛り上がらないのでは、と思えるほどの圧倒的な迫力と勢いは言うまでもありませんが、特に、その色彩感が他の演奏を圧倒していることにこそ、この録音の価値がある、と思います。

いままでこの迫力・勢いを味わうために音質に関しては眼をつぶっていましたが、今回の盤で全く完璧に楽しめるようになりましたね。

> 私がこの録音に出会ったのは11年前、まだ学生の頃で、当時は、まだ品番がTOCE-○○○○になる前の(EMIのエンジェルマークが健在だった頃の)古い3枚組のCDでしたね。

私はHS-2088のTOCEが最初でした。
当時カラヤンの音源を全て集めるつもりはなく、映像作品だけ収集してCDの方は興味を持てそうなものだけ選んでいるつもりでした。
何がきっかけでこの盤を聴いてみようと思ったのかよく覚えていませんが、今回残念だった4番を最初に聴き、すぐに惹かれて6番→5番の順で聴いていきました。
その後カラヤンのチャイコフスキー後期交響曲はいくつも聴きましたが、私にとっては1番最初に聴いた今回の71年盤に匹敵するものはなく、昨日も書きましたがおいしいものをあとに残しておきたい私としては、とても残念でした。

> 数年後、「リマスターテープ使用」と書かれたTOCE-1506(だったかな?)が発売されましたが、国内にある2チャンネルマスター(マスターの番号が2YRAで始まるもの)から起こしたと思われるCDの音質に満足できず、レコードプレーヤーを実家から取り寄せ、4チャンネルSQサウンドなる触れ込みの中古LP盤(マスターの番号が2QRAで始まるもの)を探し回ったものでした。

私も某氏ともども独エレクトローラの初出盤LPを探そうかしら(w。

> 打楽器奏者の私にとっては、この4チャンネル盤でのシンバルの音が病み付きに?なってしまって、CDの貧弱な響きでは我慢できなくなってしまったものです。

今回の盤ではHMVにもお書きのように、満足されたようですね。
私もこのシンバルの鮮明な美しさには全く感心しました。

> さらに数年後、当初はCLASSIC21オリジナルCDとして会員限定で発売されたHS2088リマスタリングCD、こちらのひそかな希望は打ち砕かれ、またもやしょぼいシンバル。

シンバルにそれほどご興味がおありでしたら、らびーとさんにはとくに4番の非リリースが痛いところですね。

> (「擬似」は付けないで!!こんなにいい音なんだから!!)

いえ、区別は区別ですから(w。

> EMIからDECCAに変身したかのような素晴らしい音、これほどの成功例はそうそうないと思います。

DECCAにまで変身しているとは思いませんが、今回の盤はいままでリマスターリングではやはり東芝EMIのHS-2088でしかも疑似ステレオだったブレインとのホルン協奏曲集をART盤で聴き直したときに勝るとも劣らない向上だと思いました。

> つまり、念のため、art盤とHS2088盤との音の差は、リマスタリングの性能の優劣ではなく、音源の違いによるものが大きいはずです。

なるほど、そうでしたか。
国内のART盤はどうなのでしょうね。

> あとは、ファンへのせめてもの償い?として、ヨーロッパではライセンス生産となったこの録音を、日本国内では東芝EMIのartシリーズで発売してもらいたいですね。

そのときはまた3枚組で、5・6番を買い直すことになりそうですね(w。



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