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No.442投稿日時:2002/02/01(金) 18:45  <↑親記事:No.441>
投稿者:K <E-Mail>

Re: 素晴らしい音ですね!!

こんばんは、はじめまして。

らぴーとさんのお名前はHMVの「お客様からのレビュー」で拝見していました。

> 4番と5番は他に愛聴盤があるのですが、悲愴に関しては
> いろいろと聴いても、「やはりこの演奏に勝てるものはない!」
> と思いつづけてきました。

私は3曲まとめてこの録音を好んでいますが、いままでもっとも素晴らしいと思っていた5番より、今回のDSIKY盤で《悲愴》の素晴らしさを再認識しました。

> 特に、カラヤンのその後の録音や、ムラヴィンスキーの録音の支持者には、ライバル意識むき出しでした。

> もっといい演奏がここにあるのに…
> どうしても納得が行かなかったですね。

ライヴァル意識まではありませんが、このある種「不幸な」録音を多くの人が聞くことができる状態になれば良いと思ってはいました。

> 今回のCD発売の経緯や、反響の大きさを見ていると、
> 「何度聴いても、この'71年盤こそ最高だ!」
> そう思いつづけていたのは自分だけではなかったことが証明された?
> ようで、非常に嬉しい限りです。

私も以前ARTの発売予定についての話題でこの録音について触れたときに、好きだという方が何人かいらしたので、自分だけではないことを知りました。
それまでこの盤について触れられれているのをほとんど眼にしたことがありませんでしたから。

> ライブでもここまで盛り上がらないのでは、と思えるほどの圧倒的な迫力と勢いは言うまでもありませんが、特に、その色彩感が他の演奏を圧倒していることにこそ、この録音の価値がある、と思います。

いままでこの迫力・勢いを味わうために音質に関しては眼をつぶっていましたが、今回の盤で全く完璧に楽しめるようになりましたね。

> 私がこの録音に出会ったのは11年前、まだ学生の頃で、当時は、まだ品番がTOCE-○○○○になる前の(EMIのエンジェルマークが健在だった頃の)古い3枚組のCDでしたね。

私はHS-2088のTOCEが最初でした。
当時カラヤンの音源を全て集めるつもりはなく、映像作品だけ収集してCDの方は興味を持てそうなものだけ選んでいるつもりでした。
何がきっかけでこの盤を聴いてみようと思ったのかよく覚えていませんが、今回残念だった4番を最初に聴き、すぐに惹かれて6番→5番の順で聴いていきました。
その後カラヤンのチャイコフスキー後期交響曲はいくつも聴きましたが、私にとっては1番最初に聴いた今回の71年盤に匹敵するものはなく、昨日も書きましたがおいしいものをあとに残しておきたい私としては、とても残念でした。

> 数年後、「リマスターテープ使用」と書かれたTOCE-1506(だったかな?)が発売されましたが、国内にある2チャンネルマスター(マスターの番号が2YRAで始まるもの)から起こしたと思われるCDの音質に満足できず、レコードプレーヤーを実家から取り寄せ、4チャンネルSQサウンドなる触れ込みの中古LP盤(マスターの番号が2QRAで始まるもの)を探し回ったものでした。

私も某氏ともども独エレクトローラの初出盤LPを探そうかしら(w。

> 打楽器奏者の私にとっては、この4チャンネル盤でのシンバルの音が病み付きに?なってしまって、CDの貧弱な響きでは我慢できなくなってしまったものです。

今回の盤ではHMVにもお書きのように、満足されたようですね。
私もこのシンバルの鮮明な美しさには全く感心しました。

> さらに数年後、当初はCLASSIC21オリジナルCDとして会員限定で発売されたHS2088リマスタリングCD、こちらのひそかな希望は打ち砕かれ、またもやしょぼいシンバル。

シンバルにそれほどご興味がおありでしたら、らびーとさんにはとくに4番の非リリースが痛いところですね。

> (「擬似」は付けないで!!こんなにいい音なんだから!!)

いえ、区別は区別ですから(w。

> EMIからDECCAに変身したかのような素晴らしい音、これほどの成功例はそうそうないと思います。

DECCAにまで変身しているとは思いませんが、今回の盤はいままでリマスターリングではやはり東芝EMIのHS-2088でしかも疑似ステレオだったブレインとのホルン協奏曲集をART盤で聴き直したときに勝るとも劣らない向上だと思いました。

> つまり、念のため、art盤とHS2088盤との音の差は、リマスタリングの性能の優劣ではなく、音源の違いによるものが大きいはずです。

なるほど、そうでしたか。
国内のART盤はどうなのでしょうね。

> あとは、ファンへのせめてもの償い?として、ヨーロッパではライセンス生産となったこの録音を、日本国内では東芝EMIのartシリーズで発売してもらいたいですね。

そのときはまた3枚組で、5・6番を買い直すことになりそうですね(w。



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