ブルックナーの交響曲は聴いてもミサ曲はどうも、と敬遠されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
カラヤンもテ・デウムは熱心に取り上げていましたが、ミサ曲は第２番のみ演奏会でとりあげたもののスタジオ録音は残していません。未発売の放送音源はHuntの書籍に記載されていますが発売されるかどうかは不明です。
ブルックナーのミサ曲は交響曲作曲家ブルックナーのもう一つの素顔を見る絶好の楽曲だと思います。
ディスクはテ・デウムに比べ発売されているものは非常に少ないですが、ブルックナーの交響曲に興味を持っている方には是非聴いていただきたいと思っています。もっともヴァント氏のようにブルックナーを交響曲作曲家としてとらえていて、そのために声楽曲は取り上げないと明言した指揮者もいますが。
私はミサ曲第１番、第２番はヨッフム指揮のディスク。第３番はウェルザー=メストのディスクを愛聴しています。
ミサ曲に興味を持っていてブルックナーにも興味のある方は機会があれば是非お聴きになってみてください。
私の現在の最大の望みはミサ曲第２番の未発売音源の発売です。可能性は極めて低そうです。残念ですね。