今晩は。
> 演奏会で数回採りあげ、そのときはそれ以上の可能性を見いだせなくなるのか、完全に満足するのか。
> 数年経って演奏会で数回採りあげるようになると、また新たな可能性を探し当てたということが言えるのではないでしょうか。
そういうことがあるのでしょう。
満足してしまったのかと思えるのはパリ管とのフランクの二短調交響曲。その後ベルリン・フィルとも演奏したように思うのですが。この曲は是非ベルリン・フィルと録音してほしかったと思います。
> 何となくカラヤンは若いうちから一貫して「カラヤン」だったと思いがちになりますが、やはり年々刻々と深化、少なくとも変化はあったのでしょう。
例えばブルックナーの９番は基本的なものは変わらないにしても時間軸に中でブルックナーにより近づいていったといえると思います。
「パルシファル」についてもカラヤンは常々７０歳になったら録音したいといっていたとのことですが、DGの「パルシファル」はカラヤン/ベルリン・フィルの集大成といえる神々しいまでの演奏です。これとて一朝一夕に成しえる事ではありませんね。
> どんな録音にももっと聴き手としての誠実さが必要なのではないかと、Concolorさんのページを見ていて反省することしばしばです。
Kさんに反省されると恐縮してしまいますが、仰るように誠実に謙虚な気持ちでカラヤンの演奏を聴いていたいと私も思っています。
これからも愛すべき作曲家の作品を演奏史として作っていき（非常に偏ったものになりますが）カラヤンを知る手がかりになればと思っています。
今後とも宜しくお願いします。