ベルリン・フィルの本拠地はフィルハーモニーです。
ワインヤード形式のコンサートホールで1963年10月15日に開場しました。
ベルリン・フィルは旧フィルハーモニー、テタニア・パラスト、ベルリン音楽大学コンサートホールと本拠地を変えてきています。
この本拠地で行われる演奏会はカラヤンの演奏史を作っていると、
Philharmonisches Konzert,Abonnementkonzert,Abonnementfreies Konzert,Jugendkonzert,Sonderkonzertなど色々な演奏会名が出てきます。
最上さんが開設していらっしゃる「BPOの部屋」の掲示板で「ぐ。」さんに色々教えていただきました。ありがとうございました。
Philharmonisches Konzert:1887/88シーズン、当時のベルリン・フィルの常任指揮者ビューローが始めたコンサートで常任指揮者かもしくは一部の客演指揮者が指揮をする演奏会で年８−１０回行われたとのことです。ビューローの後も二キシュ、フルトヴェングラーに引き継がれ、戦後一時期中断しましたが1956/57シーズンからカラヤンが復活させました。1970/71シーズンからは定期演奏会のPシリーズになったとのことです。
Abonnementkonzert:定期演奏会。1年間のシーズンの座席を予約しておく予約会員のための演奏会といえるものです。1950/51シーズンから８プロずつAとBのシリーズで登場。1954/55シーズンからCシリーズ、1960/61シーズンからは「２０世紀の音楽」のシリーズによる定期演奏会も設定されました。（1970/71シーズンからは上記Pシリーズも）。
Abonnementfreies Konzert:定期外演奏会。年間予約が必要のない演奏会。
Jugendkonzert:若者のための演奏会
Sonderkonzert:特別演奏会
この他にもベルリン芸術週間の演奏会もあります。
カラヤンのブルックナー演奏史（総覧）に現在入力中です。ベルリン・フィルの本拠地以外の演奏会、ウィーン・フィルなど他のオーケストラの演奏会についても分かり次第順次入力していきます。
ブルックナー演奏史についてはベルリン・フィルとウィーン・フィルについてオーケストラごとに別項目を作り掲載しました。
ベルリン・フィルとカラヤンは最初に取り上げたブルックナーが交響曲第９番、そして最後になったのも交響曲第９番。カラヤン没後急遽ベルリンにおけるベルリン・フィルの正式の追悼演奏会になったジュリーニ指揮によるコンサートも（プログラムはカラヤン生前にきまっていたとのことですが）ブルックナーの交響曲第９番でした。