《カラヤンの演奏史》アンコールでとりあげた楽曲      (最終改訂:2007.7.31.)
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Herbert von Karajan : Encore

ここではアンコールで演奏した楽曲を取り上げます


参考資料は
Huntの"philharmonic autocrat 1"(pa1と略)
Huntの"philharmonic autocrat 2"(pa2と略)
KARAJAN CENTRUMのArchives
佐々木豊編『ヘルベルト・フォン・カラヤン演奏会記録』、ONTOMO MOOK『カラヤン全軌跡を追う』(音楽之友社、1996年)に収録
などです。


1950.1.13.-1950.1.29.ウィーン交響楽団とのドイツ演奏旅行

    1950.1.13.Ulm

    1950.1.14.Munich

    1950.1.15.Frankfurt

    1950.1.16.Hannover

    1950.1.17.Hamburg

    1950.1.18.Berlin

    1950.1.19.Esses

    1950.1.20.Duesseldorf

    1950.1.21.Duisburg

    1950.1.22.Dortmund

    1950.1.23.Solingen

    1950.1.25.Aachen

    1950.1.27.Stuttgart

    1950.1.28.Augsburg

    1950.1.29.Munich 



 15回の演奏旅行でアンコール曲として

  J.シュトラウス:皇帝円舞曲

  R.ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

が演奏されたとの記録があります。(pa2,p80-81)

演奏日の特定はしてありません。



 *1950.1.14.ミュンヘンで行われた演奏会のアンコールにマイスタージンガー前奏曲が演奏された。

  当日のプログラムは

   ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」

   R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

   ブラームス:交響曲第1番ハ短調

        (KARAJAN CENTRUMに記録ありーワーグナーのマイスタージンガー前奏曲)

        (pa2,p80には上記3曲のみ記録)





1954.10.17.-1954.11.2.フィルハーモニア管弦楽団とのヨーロッパ演奏旅行

    1954.10.17.Antwerp

    1954.10.18.,19.Brussel

    1954.10.20.,21.,22.Bern

    1954.10.23.,24.Milan

    1954.10.25.Perugia

    1954.10.26.Rome

    1954.10.27.Naples

    1954.10.28.Palermo

    1954.10.31.Turin

    1954.11.2.Paris



 14回の演奏旅行でアンコール曲として

  R.ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

  ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲

が演奏されたとの記録があります。(pa2,p109)

演奏日の特定はしてありません。





1955.10.23.-1955.11.19.フィルハーモニア管弦楽団とのアメリカ演奏旅行

    1955.10.23.Washington

    1955.10.25.New York

    1955.10.26.New York:アンコール、シベリウスの交響詩「フィンランディア」

    1955.10.27.New Haven

    1955.10.28.New York

    1955.10.29.Washington

    1955.10.31.Huntington

    1955.11.1.Charleston

    1955.11.2.Columbus

    1955.11.3.Toledo

    1955.11.5.,6.Chicago

    1955.11.7.Grand Rapids:アンコール、シベリウスの交響詩「フィンランディア」

    1955.11.8.Kalamazoo

    1955.11.9.Ann Arbor:アンコール、シベリウスの交響詩「フィンランディア」

    1955.11.10.Detroit

    1955.11.11.Toronto

    1955.11.13.New York

    1955.11.14.Baltimore

    1955.11.15.Philadelphia

    1955.11.16.Amherst

    1955.11.17.Burlington

    1955.11.18.Portland

    1955.11.19.Boston  



 24回の演奏旅行でアンコール曲として

  シベリウス:交響詩「フィンランディア」

  ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲

  スーザ:Marches Stars,Stripes Forever,El Capitan

が演奏されたとの記録があります。(pa2,p118-120)

演奏日の特定はしてありません。



 追記(2007.7.31.)

 ・1955.10.26.New York:アンコール、シベリウスの交響詩「フィンランディア」は、

  KARAJAN CENTRUMの記録に掲載されている新聞記事(New York Herald Tribune)に記述があります。

 ・1955.11.7.Grand Rapids:アンコール、シベリウスの交響詩「フィンランディア」は、

  KARAJAN CENTRUMの記録に掲載されている新聞記事(Grand Rapids Herald)に記述があります。

 ・1955.11.9.Ann Arbor:アンコール、シベリウスの交響詩「フィンランディア」は、

  KARAJAN CENTRUMの記録に掲載されている新聞記事(Michigan Daily)に記述があります。





1957.11.3.-1957.11.23.ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との日本演奏旅行

    1957.11.3.,4.,5.,6.Tokyo

    1957.11.7.,8.Nagoya

    1957.11.10.Fukuoka

    1957.11.11.Yahata

    1957.11.13.Hiroshima

    1957.11.15.,16.Osaka

    1957.11.17.Kobe

    1957.11.19.,20.,22.Tokyo



 15回の演奏旅行でアンコール曲として

  R.ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

  バッハ:管弦楽組曲第3番から「アリア」

が演奏されたとの記録があります。(pa2,p137-138)

演奏日の特定はしてありません。



 *「BPOの部屋」の開設者様に教えて頂いた情報です。それによると、

  「ムックのベルリン・フィル100周年史に掲載されている1957年来日公演スケジュール表では、

   アンコールとしてタンホイザー序曲が予定されていた。」

  「11月3日の東京公演の映像では運命の演奏にもかかわらず、ステージ上にハープ奏者、チューバ

   奏者、打楽器奏者まで座っていた。これはアンコールにタンホイザーを予定していたという事で

   しょう。」

  「バッハのアリアの放送では会場は東京ではなく名古屋と記されていたように記憶している。」

とのことです。(2002.10.13.、2002.10.21.一部訂正)



 **「BPOの部屋」の開設者様から追加情報を頂きました。

 NHKで一部放送されたアリアは放送記録(NHK教育テレビ「20世紀の名演奏」インデックス

http://hayes.cside2.jp/other/20c.html#3、HAYES MIDDLESEX ENGLAND内)では名古屋と

なっているとのことです。

(2002.10.23.)





 **追記:1957年11月10日の福岡公演で、バッハ:管弦楽組曲第3番〜「アリア」がアンコールで演奏されました。

         (2007.6.21.)







 *Huntのphilharmonic autocrat 1,p31にはバッハのアリアの未発売放送音源として1957.11.3.Tokyo

の記述があります。





1958.11.5.,6.ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会、ロンドン

   アンコール曲:ワーグナー「マイスタージンガー」前奏曲(11.5.)

   アンコール曲:ワーグナー「タンホイザー」序曲(11.6.) 

    (Hunt,pa2,p149)

     



1959.10.19.-1959.11.23.ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との世界演奏旅行

    1959.10.19.New Delhi

    1959.10.20.Bombay

    1959.10.22.,23.Manila 

    1959.10.25.Hong Kong

    1959.10.27.,28.,29.Tokyo

    1959.10.31.,11.1.,2.Osaka

    1959.11.3.Nagoya

    1959.11.6.,7.Tokyo

    1959.11.8.Honolulu

    1959.11.11.Los Angels

    1959.11.12.Provo

    1959.11.14.Chicago

    1959.11.15.Cleveland

    1959.11.17.New York

    1959.11.18.Boston

    1959.11.19.New York

    1959.11.21.Atlanta

    1959.11.22.Washington

    1959.11.23.Montreal



 25回の演奏旅行でアンコール曲として

  J.シュトラウスI:ラデッキー行進曲

  J.シュトラウスII:美しく青きドナウ

  ヨーゼフ・シュトラウス:Delirienwalzer

が演奏されたとの記録があります。(pa2,p159-162)

演奏日の特定はしてありません。





    1959.10.27.に旧NHKホールで行われた演奏会のアンコールにJ.シュトラウスII:美しく青きドナウが

  途中から演奏されました。

  このアンコールは2006.6.23.リリースのDVD-video(NSDS9480)の特典として音声のみ(ステレオ)

  聴くことができます。





1962.3.23.-1962.4.11.ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との北ヨーロッパ演奏旅行

    1962.3.23.,24.Moscow

    1962.3.27.,28.Leningrad

    1962.3.30.Oslo

    1962.4.1.Stockholm

    1962.4.3.Copenhagen

    1962.4.4.Hamburg

    1962.4.6.,7.London

    1962.4.9.,11.Paris



 12回の演奏旅行でアンコール曲として

  R.ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

  J.シュトラウスII:美しく青きドナウ

  ヨーゼフ・シュトラウス:Delirienwalzer

が演奏されたとの記録があります。(pa2,p187-188)

演奏日の特定はしてありません。





1965.5.16.ベルリン・フィルハーモニア管弦楽団とのスカンジナビア演奏旅行

    1965.5.16.Helsinki

      この日の演奏会プログラムは前半はシベリウスの交響曲第4番、後半が交響曲第5番でした。

   アンコールに交響詩「フィンランディア」が演奏されました。(Hunt,pa2,p215)

      (『ヘルベルト・フォン・カラヤン』下巻、オズボーン著、白水社2001年、p172-173)