Concolor さん、今年もよろしくお願いいたします。
さて、<Little K>という呼び方、私も初めて聞きました。 発言した人が英語でlittle という形容詞を用いたのか、それとも本来ドイツ語の単語（たとえばklein）で発言したのかがよくわかりませんが、私が考えるには、これは以下のことのように思います。
ドイツ語圏の人名（姓）には、Kで始まる姓が多いのは御承知かと思います。 そして、とりわけこの時代の指揮者では、姓のイニシャルがKで始まる有名な指揮者が多いのには驚きます。たとえば、クナッパーツブッシュ、（クレメンス）・クラウス、（エーリヒ）・クライバー、クレンペラー、そして少し後ではカイルベルト、ケンペ、クベリーク（クーベリックという発音は間違い）などなど．．．．．。 これらのうち、クナッパーツブッシュ、クラウス、クレンペラーの３人は非常に長身であり、クライバーも決して低くはありません。少なくともこの４人のKと比較して際立って背の低いカラヤンのことを,他の４人と区別して、<Little K>と発言したのではないでしょうか？ あくまでも私の憶測ですが。