こんばんは、
> さて、カラヤン音源も再発やカップリング変えを繰り返すなかでジャケットデザインもすっかり様変わりし、オリジナルを保っているものは稀少となりました。
クラシックの音源って不思議なくらいどんどん変わりますよね。
> ○ハイドン：交響曲第83番「牝鶏」・第101盤「時計」(71・EMI)
私もこれ好きで、LPをジャケット買いしました。
同時期のEMIへのハイドンの交響曲でも、シューベルトの《未完成》とのカップリングのものは、とくべつ面白くもない風景写真ですね。
DGへのロンドン・セットの分売のジャケットも夢中に好きで、LP・CDともジャケット集めしています。
> ○ヴィヴァルディ：四季(72・DG)
美術の授業の静物画の時間を思い出します。
> ○新ウィーン楽派作品集(72〜74・DG)
> ＝長方形・正方形を立体的に捉えたシンプルで現代的なデザイン。20世紀の音楽にふさわしい。
現代音楽にふさわしいのは確かですが、ちょっとインパクトに欠けますよね。
インパクトに欠けるというのがいかにも20世紀風なのでしょうか。
そのわりに中身の演奏は古典的な凄みに満ちているので、差異を感じます。
> ○Ｒ・シュトラウス：ツァラトゥストラ(73・DG)
私もこれ好きですね。
ポスターにしても良いと思うくらいです。
> ○マーラー：交響曲集(73〜80年・DG)
> ＝当時、各レーベルからマーラーが多数発売されるなかで、顔写真を一切出さず"虹"を共通のテーマに用いた美しい上品なデザインで、特に印象に残りました。
当時としては斬新なものだったせいで、いま見るとちょっと古臭く感じてしまいます。
同じ時期のブルックナー全集の翼のジャケットがいまだに古びていないのが見事に思えます。
> ○ベートーベン：交響曲全集(75〜77年・DG)※分売ＬＰ
過去のLP・CDを売れた数でしか記憶していないレコード店の人も、このジャケットだけは大して売れもしなかったのに、強く記憶しているそうです。
私はこの流れのショスタコーヴィチの10番（デジタル）がカラヤンのジャケットのなかで１番好きです。
> ○シベリウス：交響曲集(76〜81・EMI)
ちょっと信じがたいですが、シベリウスの４番がCDで再発されたとき、ヒンデミットの《画家マチス』と一緒にこのジャケットでカップリングされたことがあって（TOCE-3441）、初出の画像を持っていないものですから仕方なしにディスコグラフィーに掲載しておいたら、「ジャケット間違っていませんか？」と某氏に指摘されたことがあります（ｗ。
> ○オッフェンバック序曲集(80・DG)
これをはじめとする80年代のジャケットは、カラフルなものが多くて、一挙に並べるとなかなか壮観ですね。
> ○サン・サーンス：交響曲第３盤(81・DG)
この音源の外国盤のGoldのジャケットは息を呑むほどひどいものでした。
金ぴかのパイプの前に指揮しているカラヤンの写真がはめこまれているものです。
私はこれがカラヤンのジャケットのなかでたぶん１番嫌いです。
> ○モーツァルト：ディベルティメント第17盤(87・DG)
> ○モーツァルト：ディベルティメント第15盤(87・DG)
私はこの２つより、こちらもやはり同じ趣旨で撮影されている《死と変容》・《メタモルフォーゼン》とチャイコフスキー・ドヴォルザークの弦楽セレナーデ集の方が印象に残っています。
> ＝上と似たアプローチで、こちらは自ら発光する８分音符(だったかな？)を起用。
この15番の方のジャケットを見ると、20年ほど前に流行った『フックト・オン・クラシックス』のジャケットを思い出します。
> その点、最近のものはイマイチ工夫がないような・・・やはりコストカットの影響かな？？
最近、生き残っている人の演奏はあまり売れず、過去の人々のライヴ録音だけが頼みといった状態のため、店頭にはモノクロの写真のジャケットばかり並んでいて、集団葬儀でも見ているようです。
> なお、小生の気に入らない最悪のジャケットもあるのですが、これらはまた別の機会に書き込みさせていただきたいと思います。
あ、とかく評判の悪いわりに私が１番好きだと書いたショスタコーヴィチだったらどうしよう（ｗ。