News Archive

2001

▲UP7月31日

『2001年宇宙の旅』
『2001年宇宙の旅』
DVD版ジャケット

確認が取れましたので、Othersに『2001年宇宙の旅』を復帰させました。

この映画によって無闇に有名になったR・シュトラウスの《ツァラトゥストラはかく語りき》の序奏部分は、カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のデッカへの59年の録音が使用されています。
他の曲たちと違い、この曲のみ演奏者のクレジットがないのは、デッカがカラヤンに無断で使用を許可したためとされています。

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メニュー右側の検索欄下に、トップの過去ログ・ページへのリンクを設置しました。

▲UP7月28日

リチャード・オズボーン著『ヘルベルト・フォン・カラヤン』
『ヘルベルト・フォン・カラヤン』上・下

『カラヤンの遺言』の作者であり、また70年代の第III次ベートーヴェン全集のとき特典として添付されたインタヴィュー盤の対談相手でもあった音楽批評家リチャード・オズボーンによる伝記『HERBERT VON KARAJAN : A Life in Music』の日本語版『ヘルベルト・フォン・カラヤン』が、白水社より刊行されています。
原書は850ページの大著であり、日本語版は本文約1,100ページ、それぞれの時代の資料や、過去の評伝、カラヤン自身や関係者へのインタヴィューによって、構成されています。
標準的な評伝であった『カラヤンの生涯』が絶版であることを考慮に入れずとも、ほぼ決定的な評伝といって差し支えないでしょう。

これにより、Booksを更新しました。

それにしても、いくら翻訳本とはいえ、上下合わせて\6,800(税抜)は高すぎですね。

Portraits更新

Portraitsに画像を1枚追加しました。

▲UP7月22日

60年代のライヴ音源
国立歌劇場時代のオペラ上演

60年代ライヴ音源のデータベース化が完了しました。
Liveページで閲覧することが出来ます。
これによりLiveページに、60年代に直接飛ぶためのボタンを追加、さらにSearchの選択できる管弦楽団・合唱団に追加を行いました。
先の50年代のものに較べると情報量が貧弱ですが、不明なキャスト等はおいおい演奏会記録を参考に充実させてゆきます。

今回のデータベース化により約75音源が追加されました(うち正規契約外と思われる音源61種)。

カラヤンのライヴ盤はもともとオペラが多いのですが、今回の60年代はウィーン国立歌劇場での芸術監督時代と重なり、またザルツブルグ音楽祭の監督、及び自身が創設した復活祭音楽祭等のため、オペラ録音が圧倒的な比率を誇っています。1998年から1999年の生誕90周年と没後10年の企画により各レコード会社から発売されたのも、ほとんどがこの時代のオペラ録音です。
BMG/RCAがスタジオ録音で評判の高いオペラのライヴ盤を発売したのに対し、注目すべきはドイツ・グラモフォンが集中発売した、カラヤンが1度もスタジオ録音しなかった《大聖堂の殺人》《タンホイザー》《ポッペアの戴冠》《影のない女》のオペラ全曲盤でしょう。このうち《大聖堂の殺人》と《ポッペアの戴冠》は世界初発売でした。
他にはレオティーン・プライスをソリストに迎えたヘンデル:《ジュリアス・シーザー》からのアリア(60年9月18日)、R・シュトラウス:《エレクトラ》(64年8月17日)、ヴェルディ:《椿姫》(64年12月15、17、22日)、テ・デウム(67年5月20日)、ペンデレツキ:ポリモルフィア(68年1月29日)、モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲(69年6月4日/未発売映像作品はあり)がスタジオ録音されなかった作品たちです。

次は70年代のライヴ音源のデータベース化ですが、まだ資料が整理し切れていないため、アップまで多少の間が空くと思われます。
70年代からは、ここ数年で驚異的な数が発売されたCD-R盤による音源が多数を占めることになるでしょう。

▲UP7月21日

50年代のライヴ音源
POCG-10175
NHK交響楽団、1954年4月21日、日比谷公会堂
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》
(POCG-10175)

50年代ライヴ音源のデータベース化が完了しました。
協演者名、LP・CD番号等、ほぼ完全なデータ化です。
Liveページで閲覧することが出来ます。
これによりLiveページに、それぞれの年代に直接飛ぶためのボタンを設置、さらにSearchの選択できる管弦楽団・合唱団に追加を行いました。

今回のデータベース化により約48音源が追加されました(うち正規契約外と思われる音源30種)。
カラヤンが1度もスタジオ録音しなかったものとして、ストラヴィンスキー:《オイディプス王》(52年12月20日)、ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》(54年1月18日・55年9月29日)、バルトーク:カンタータ・プロファーナ(54年12月11日)、グルック:《オルフェオとエウリディーチェ》(59年8月5日)があり、他に興味深いところではバイロイトでの《指環》(51年)や《トリスタンとイゾルデ》(52年7月23日)、初来日時のNHK交響楽団との《悲愴》(54年4月21日)、モーツァルト生誕200周年記念(56年)でのウィルヘルム・ケンプクララ・ハスキルとの協演、57年5月26日のグレン・グールドとのベートーヴェン、ブリュッセルで開催中だったEXPO会場でのシュトラウス・ファミリー・コンサート(58年5月7日)における合唱入りの《美しく青きドナウ》、1987年のニュー・イヤーズ・コンサートでキャスリーン・バトルと協演したのと同じく、ヒルデ・ギューデンをソリストに迎えた《春の声》等があります。

なお、今回同様、すでにページとしては出来上がっている60年代のライヴ音源のデータベース化には、それほど時間はかからないかと思われます。

▲UP7月16日:本日公開

はじめに
〜ベルリン・フィルの音と同じように美しく、完璧になりますように〜
(1960年9月、フィルハーモニー・ザール定礎式)

ヘルベルト・フォン・カラヤンが亡くなったのは、12年前の今日でした。
仏教でいうと、今日はカラヤンの13回忌にあたります。

戦災によって失われたベルリンのフィルハーモニー・ザールが、戦後15年という永い年月を経て、さまざまな人々の尽力で再建されるにいたったとき、カラヤンは「このホールの響きが、わがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音と同じように美しく完璧になりますように」という言葉を述べました。

管理者である私が自サイトに望むのも、まさにこれです。
カラヤンの13回忌、21世紀最初の命日である今日、私はこのWebサイトが、品性として美しく、資料として完璧であることを望み、なおかつカラヤンとカラヤンを扱う当サイトの、永い持続性を祈っています。

現在の状況

現在、RecordingsFilmographyLiveは、まだ完璧ではありません。
Recordingsは全579ある音源のうち冒頭の150程度、Filmographyは全106のうち前半60ほどが、詳細なデータ入りで紹介されています。その他の音源については、現在のところ、ジャケット画像、曲目、演奏団体、録音・撮影年月日、収録場所、録音種別、原盤所有社が記されているのみとなっています。
Liveは1940年代のもののみ紹介しています。

今後の予定

今後の予定としては、まず詳細データの入力は別として、Liveページの完成を目指しています。
その後、全音源に関する詳細データの入力と、作曲家別インデックスを考えています。

メニューについて

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参考資料

当サイト内の多くの資料が音楽之友社の月刊誌『レコード芸術』に連載された「名演奏家ディスコグラフィ ヘルベルト・フォン・カラヤン」とその書籍化である『カラヤン全軌跡を追う』、及びJohn Huntのphilharmonic autocrat1 the discography of herbert von karajanをもとにして作成されています。

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