News Archive
2001
11月30日
ウィルス警報
ここ数日、このサイトの閲覧者の方々による、ウィルスの送信や感染疑いのご連絡がひっきりなしにつづいています。
現在猛威をふるっているのは、ALIZとBADTRANS.Bです。
Internet Explorer5.01または5.5を使用されている方は、6.0にアップデートするか、サービス・パック2の適用をお勧めします。
11月29日
障害
28日18時30分頃より、障害が発生しました。
このサイトが置いてあるサーバの容量が先日100mbから150mbに上がったのですが、どうもまだ有効になっておらず、100mbが壁だったようです(異常時の使用量は99.22mb)。
現在問い合わせ中ですが、対策として一時的にFilmographyにアップしてあったニュース・フィルムの映像を削除しました。
確認が取れ次第、再アップします。
異常中はカウンタ、各種解析、及び掲示板に障害が発生していました。
出来る限り元には戻しましたが、掲示板は1番最近のスレッドがまるごと消失してしまいました。
ご迷惑をおかけしました。
また、わざわざご連絡を下さったpapyさんに感謝いたします。
追記:
掲示板のデータは全て復元できました。
さらに追記:
やはり現在はまだ100mbとのこと。
増量設定は順次行われるが、時期未定。
11月28日
ライヴ音源

ライヴ音源の詳細な情報入力が完了しました。
厳密にはライヴ音源だけでなく、従来通り非正規契約で発売されているラジオの放送録音も配置してあります。
情報量が大幅に増えたの項目は以下の通りです。
- 協演者名(スタッフ名)
- タイミング
Live Classics BestシリーズのLCB-130のように、全曲上演から管弦楽曲のみが抜き出されている場合も、協演者名が入力されています。
協演者の多い作品に関しては、ほとんどがKarajan Centrumの演奏会記録を参考にしています。
タイミングは基本的に、ジャケットや解説の記述に従っており、ごく一部を除いて実際の再生装置での計測はしていません。
派手に間違えている場合もありますが、ほとんどについて、トラックの時間ではなく、演奏の正味時間に近いものが記述されているようでした。
なお、抜粋や管理者が未入手の音源にタイミングは入力されていません。
LP番号については、John Huntの1993年版『philharmonic autocrat』を未入手のため、ぞっとするほど漏れがあるかも知れませんが、現状では如何ともし難いです。
また、負荷軽減のため、同音源の複数のジャケット画像をところどころ削除しました。
見た目が全然面白くないARKADIAやFKM等が中心です。
今回の更新に伴い、以下の音源の増減を行いました。
《ロマンティック》 - 1979年6月2日
永くご指摘を受けていたLive Classics BestシリーズのLCB-141(分売LCB-081)に収録されている、1979年6月2日、ザルツブルグでのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》を削除しました。
この演奏はBELLS OF SAINT FLORIANレーベルが発売したAB-10、ザンデルリンク/バイエルン放送交響楽団の80年代の演奏と同一とされています。
AB-10を管理者は未聴ですが、入手次第確認します(現在注文中)。
《メタモルフォーゼン》 - 1984年11月24日
1984年の全聖徒の日記念演奏会でのR・シュトラウス:《メタモルフォーゼン》は、24日分がCD-R盤で、25日分が映像作品として発売されています。
FKMが発売しているFKM-CDR-162には、24日との記述がありますが、同じ24日分の演奏としてSARDANAから発売されているSACD-228〜9に収録の同曲とは違う音源に思え、かつFKM盤の特徴は25日分の音源と一致します。
これによりFKM-CDR-162が収録する同曲を25日に変更しました。
FKM-CDR-163が収録する同日の《死と変容》については、なかなか尻尾がつかめません(w。
また、重複のため未入手だった、やはり24日の《メタモルフォーゼン》が収録されているSARDANAのSACD-251については、こちらも入手次第確認します。
上記の増減により作曲者別インデックスも更新しました。
ライヴ音源に関しては、今後も増減・移動がありえます。
日付や演奏者の特定に永い時間のかかるもの、寝耳に水で疑惑が発生するもの、あるいはいつまで経っても不明なままの音源もあるかも知れません。
疑問のある音源に関するご意見は、いつでも大歓迎です。
現状ではちょっと手に余りそうですけど(w。
ストラヴィンスキー:《ミューズの神を率いるアポロ》映像作品
未発売映像でひとつ漏れがありましたので、Filmographyに追加しました。
ストラヴィンスキー:バレエ《ミューズの神を率いるアポロ》(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/1980年12月)
これによりIndexを更新しました。
今後の予定
結局、1番面倒な正規録音の詳細情報入力が、ディスコグラフィのなかでは1番後回しになってしまいました。
年内完成、はちょっと大変そうです。
来年のカラヤンの誕生日までには何とか(w。
現在、管理者が浅はかにも同時進行で手を出しているコンテンツは、以下のようになっています。
- 正規録音の詳細情報入力
- 演奏会記録の作成
- 詳細な年表の作成
- i-mode版の作成
演奏会記録は作成ではなく、ただ単に『philharmonic autocrat2』を写して、楽に検索出来るようにしようという試みです。
下のような感じにしたいと思っています。
「カラヤンの活動歴はざっと60年、1日に1年分打ち込めば2ヶ月で完成だな」等と考えついたその日から1ヶ月、1文字も入力していないというのはちょっと問題ですね(w。
詳細な年表は略歴の下に書こうと思っています。
年表としてまとまっている資料が『全軌跡を追う』しかないのが大変ですが、1番の問題は記述方法です。
年表ですからtableを使うのは文法上問題ないにしても、tableは特性上、最後まで読み込まれないと表示を開始しないので、内容が増えると表示に極端に時間がかかるような感覚になってしまいます。ううむ……
i-mode版は、もうほとんど完成していて、あとは細かな調整だけですが、何故かここ3ヶ月ほど全く手を着けていません。
これは検索だけのページで、出先で正体不明の音源に遭遇してしまったときのためのものです。
しかし管理者は携帯電話を持っていないので、ページの確認が出来ないというのが致命的ですね(w。
11月21日
ニュース・フィルム映像

先日の戦前音源につづいて、今度は唯一の戦前映像と、ザルツブルグ音楽祭戦後再開初年の映像をアップしました。
【F001】のワグナー:《ニュルンベルグのマイスタージンガー》第1幕前奏曲(部分)と【F002】グルック:《オルフェオとエウリディーチェ》バレエ音楽リハーサル風景の2つです。
どちらもニュース・フィルムの映像全体で、実際の演奏時間はほんのわずかです。
圧縮をかけたら哀れなほど画像が見づらくなってしまいましたので、それぞれ2種類のファイルを用意しました。
ISDN以下の方は「56k、ISDN」を、ケーブルTVやADSLの方は「ケーブル、ADSL」を選んで再生して下さい。
ISDN用は元ファイルの約0.08%、ADSL用でも約0.8%という、信じたくないような強烈圧縮ですが、ADSL用ですと、音質・画質とも元ファイルとほとんど遜色ありません。
解像度は320*240です。
今回も、RealNetworks社のRealPlayerによる再生です。
繰り返しになりますが、有料のRealPlayer 8 Plusは必要ありません。
無料のBasicで再生出来ます。
なお、サーバ容量に限界がありますので、今後音源アップの予定はありません。
11月20日
『ヘルベルト・フォン・カラヤン Vol.2』
先日の既発CD-R盤による4枚セットに、予告通り10セットが追加されています。
名演奏家貴重盤新譜2002年1月末までの限定盤(速報版)(CDショップ・カデンツァ内)
今回追加されたのは、『ヘルベルト・フォン・カラヤン Vol.2』です。
詳細は以下の通り。
- ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》(87年4月13日)
- シューベルト:交響曲第8番《未完成》、ベルリオーズ:幻想交響曲(87年8月27日)
- ブラームス:交響曲第3・4番(88年10月22日)
- プロコフィエフ:交響曲第1番《古典》、ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》(88年12月3・4日)
Vol.1の詳細は11月11日に記してあります。
追記(11月28日):データベースに追加。
Yahoo!オークション
Yahoo!オークションから2件。
SP
SP「ジプシー男爵序曲」カラヤン、ウィーン・フィル1953年
これは46年の録音ですね(ZE42)。
53年というのは日本での発売年なのでしょうか。
SP盤は中古店での流通量から較べると、Yahoo!オークションで見かける数は極端に少ないです。
NATISE
\920ですか。
入札件数は3人で29。
ご覧になってはいないでしょうが、一言申し上げておきます。
バークシャーでなら$3.99ですよ〜(w。
Beethoven, Coriolan Overt.; Symphony #3. (Berlin/Karajan. Rec.Salzburg, 1968 & Berlin, 1969)
送料$20かかるけど(w。
あと、この録音、たぶん21日だと思います(69年9月21日)。
このNUOVA ERAのNATISEシリーズ、バークシャーには他に7種の在庫があるようです。
HVK*** - NATISE(NUOVA ERA) - Berkshire Record Outlet
私もあと2枚、未入手のものがあります。
11月19日
『同じ年に生まれて』

9月に中央公論新社より刊行された、大江健三郎と小澤征爾の対談集『同じ年に生まれて 音楽、文学が僕らをつくった』を読みました。
小澤征爾の発言から、カラヤンに関するものをご紹介します。
少し説明を加えると、僕の場合は東洋人で中国生まれで日本に来た。そういうときに、カラヤン先生もバーンスタインも違う言い方だけど、「東洋人だって西洋音楽が出来るはずだ」という前提があった。カラヤン先生は非常に日本が好きだったこともあるんですけど。バーンスタインは何しろ平等主義で、肌の色が違うとか言葉が違うとかで差別しちゃいけないというアメリカの考え方ですね。カラヤン先生はそんなことじゃなくて、日本に非常に愛着があって、日本人でもできるはずだ、それをお前はやってるんだから、お前がちゃんとできなきゃいけないと。二人からたしかにそういうふうに言われてたんです。
カラヤン先生の実例でいうと、僕がフランスのブザンソンの国際指揮者コンクールで優勝して、カラヤン先生の主催するベルリンのコンテストにも優勝して先生の弟子になって、それからタングルウッドへ行ってクーセヴィツキー大賞をとる。それからバーンスタインのアシスタントになったわけだけど、それが終わる前から、もうどんどん、どんどん押しつけてザルツブルクでデビューさせる。僕が「日本ではオペラは教えてもらえないからできないんだ」と言ったら、「やらなきゃいけない」と。もう翌々年にはやれと言って、翌年から四十前で僕はザルツブルクでアシスタントですよ。マネージャーたちが聞いたらまったく呆れるような話です。オペラの経験がないんだったら、どこか目立たないところでやれと言うのが当たり前なのに、ザルツブルクという一番目立つところでモーツァルトのオペラ。しかもモーツァルトのオペラというのはザルツブルクにとっては一番大事なオペラなのに、それをやれという乱暴な話なんだけど。要するに、最初の「実現された夢」というのは、もっと平たい言葉で言えば、「東洋人でもできるんだ」ということを示せということです。おそらく反対があったに違いないんです。だけどもそれを押して、それから毎年僕はザルツブルクに呼び出されて音楽会をやってたんです。ウィーン・フィルやったり、ベルリン・フィルやったりして。

もうひとつ、こちらは短め。
大江 いま、僕が思うのは、すごい学者や作家、詩人でも、大体その人が生きた年齢まで生きれば、その人の作品や思想は全部分かる、ということです。渡辺一夫は七十三で亡くなりましたから、僕も生きられたら七十三まで生きてやろうと思ってるんです。そして渡辺一夫が全部わかったら、「先生、分かりました」といってやろうと思ってるんです(笑)。
小澤 ハハハハ。
大江 あなたも、たとえばシャルル・ミュンシュに対して、そういう気持ちないですか?
小澤 うーん、どうかなぁ……。ああいう感性というのは、ちょっと近寄り難いところがあるんですよね。むしろカラヤン先生は年で上っていった人ですよね。
大江 あ、逆だと思ったけど、そうですか。
小澤 うん。だからカラヤン先生の場合は、やってれば、だんだん分かってくるようなことがあるかもしれないけど、バーンスタインもちょっと才能が特殊で、どうかなぁ……、分からない。音楽の場合は、ほんとに僕はまだわからないことがいっぱいある。(後略)
書籍からの引用ついでに、やはり大江健三郎と、武満徹の『オペラをつくる』(1990年・岩波書店/絶版)という対談集からもご紹介しておきます。

武満 それから先日、非常に強いインパクトのある体験をしました。ベルリン・フィルハーモニーとカラヤンの、東京での最後の演奏会へ行ったのです。モーツァルトの39番とブラームスの1番をやりました。
僕は高を括っていて、たまたまキップを貰ったものだから聴きに行ったのですが、こんなにオーケストラに感動したことはありませんでした。いままで僕がオーケストラというものに対して感じていた自分なりのオーケストラ概念が、一挙にバーッとふっ飛んだのです。ただそれは他の、ブラームスやモーツァルトを詳しく知っている人たちにとっては、はたしてよかった演奏なのかどうかわかりませんが。
というのは、たまたまその演奏の後に、ある音楽評論家から「武満さん、どうでしたか?」と訊かれたものですから、「ほんとうに感動しました、すばらしい」と応えたら「エーッ!」と突然、意外そうな顔をされたのです。その人は当然、僕が「いや、ぜんぜんよくないです」ということをどうも期待していたようなのです。でも、僕は「ほんとうに感動しました」といったら、「エーッ、モーツァルトであんなに金管を鳴らせたりしていいんですか、よかったと思うんですか?」というから、「いや、金管が鳴ったかどうか僕はぜんぜん覚えていない、そんなことわかりません。そのものが、そこでやられたものが何だったのかも僕はわからないけれども、すばらしいと思いました」といったら、「いや、武満さんもずいぶん堕落したもんだな、そうでなければ年なのかな」といわれたのです。僕はとても怒ったのです。モーツァルトもブラームスも僕にとっては絶品でしたから。
それはその後、たまたま何人かの演奏家、ベルリン・フィルのメンバーに会って、僕の印象が、彼ら演奏家が演奏していたときに感じたことと同じだったことが実証されたからよかったんだけれども。ブラームスでのオーボエのソロは、まるで天使の翼が抑揚をつけているような、人間業とは思えないほど、美しいものでした。かつてオーボエがあんなきれいに吹かれたのを聴いたことがなかったほどにすばらしかった。カラヤンは大して振っているわけじゃないんだけれども、そのオーボエのソロから突然カラヤンが見違えるようなものになったのです。そしてオーケストラ全体が変わってきたのです。
開き馴れているはずのブラームスに打ちのめされたからでしょうか、僕の気持ちは奇妙にたかぶっていました。だが、そのときたしかに感じたことは、「このオーケストラは、プレーヤーのただ一人でもだめだったら成立しないな」という印象だったのです。名うてのベルリン・フィルに対して抱く印象としてはおかしいかもしれませんが、それが実感でした。
ところが、後で、コンサートマスターの安永徹さんに会ったら、「きょう私たちはほんとうにいい仕事がでさた。親方があんなにいいことをしてくれたのはこの演奏族行中はじめてでした」という。「それはどういうことですか?」と訊ねたら、「なんたってオーボエが信じられないようなことをやってほくらを引っ張ってしまった。そうしたらカラヤンさんもぜんぜん変わっちゃった」という。「前の日、私たちは惨憺たる演奏をしたのですが、きょうはそういうことでみんなが自分がほんとうに好きなように演奏できました」という。どうもほんとうに好きなように演奏しているということがぼくらにも伝わってきたのだけれど、それでいて、オーケストラとしての全体がじつに見事に出てきたのですね。
オーケストラというのは、みんなが同じようなことばかり弾いていて、第一バイオリンは二十人同じようなことをしていて、考えようによってはグロテスクで不自然なものだと、そんな印象をもつような演奏も多いのですが、この時の演奏では、このオーケストラは一人でもだめだったらだめになっちゃうなという印象を持った。それはとても強い印象で、オペラティックな感動だったですね。一人でも、一つのパートがだめでも、全体がだめになるのじゃないかというような感動だったのです。
あれだけみんなが個性を主張していて、あるアノニマスな至福の瞬間をつくり得たのは、やっぱり西洋オーケストラも馬鹿にできない、大したものだという感じでした。
ベルリン・フィルというのは僕の音楽とぜんぜんちがうドイツ的なカチカチのもので、ただただドイツ的な表現、ドイツ的な論理構造につねに支配されているというような固定観念があったのですが、それが見事に破られた。
これは1988年5月5日のことです。
カラヤン最後の来日時の最終公演でした。
この日1日分の実況録音がCD-R盤で発売されており、個人的な好みながら、この日のブラームスの1番は私がライヴ盤としては繰り返し繰り返し聴く数少ないもののひとつです。
私は批評の類はまず読みませんが、珍しく眼に触れる機会のあったこのときの一連の公演に関する批評には、良いものが全くなかった記憶があります。
武満徹の上記の発言は、ほとんどリアル・タイムといっていい批評のなかでは、もっとも好意的なものではないでしょうか。
11月16日
戦前音源

隣接権の切れている音源のうち、戦前のものをサイト上で再生出来るようにしました。
Recordingsの通し番号【001】《魔笛》序曲から、【025】のブルックナー:交響曲第8番(第2〜4楽章)まで、25種26曲52ファイルです。
再生には、RealNetworks社のRealPlayerが必要です。
RealPlayerはちょくちょくページのURLを変えるため、直リンクを貼ることが出来ません。
リンク先のページにはRealPlayer 8 Plusが大きく出ていますが、こちらではなく、下の方にあるBasicを落として下さい。
Plusは有料、Basicは無料です。
各音源紹介のデータ部分最後にある ボタンを押すと、再生が始まります。
交響曲の各楽章のように、音源が分割されているものは、左側のプルダウン・メニューで選んでから、再生ボタンを押して下さい。
28kモデムの帯域に合わせた、元データの約1.5%という強烈な圧縮をかけてありますが、そもそもがSP録音ですので、極端な劣化は感じられません。
ただ、【025】ブルックナー:交響曲第8番の第4楽章のみはステレオ収録で、音質の劣化が著しかったため、56kモデム用の圧縮にしてあります。そのためこの音源に限り、Single ISDN程度の帯域では滑らかに再生出来ないことがあるかも知れません。
なお、再生補助のため、ダウンロード解析を噛ませてありますが、別段カウント数に注目しているわけではありませんし、このスクリプトではIPを抜いたりも出来ませんので、気兼ねなくお聴き下さい。
サーバの転送制限に触れるようでしたら、考え直します。
それから、「RealPlayerを入れたらコンピュータの調子がおかしくなっちゃったんだけど……」という苦情にはお応えいたしかねます(w。
これによりRecordings、DISCOGRAPHY、ABOUTを更新、Searchからの検索結果にも反映されるように書き換えました。
11月14日
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のWebサイト
永いこと改装中で、一時期は非常識なサイズの画像をトップに貼りつけていたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のWebサイトが、再開しています。
ニュー・イヤーズ・コンサートの歴史というページがあって、チラッとカラヤンが写っていたりします。
ラデツキー行進曲のシーンですね。
小沢征爾の来年のニュー・イヤーズ・コンサートのジャケット画像がすでにアップされています。
11月13日
オンライン版迷犬カラヤン
オンライン版の迷犬カラヤン、11月1日に新作が出ていたようです。
第11回「カラヤンは芸がお上手」の巻 - 迷犬カラヤン クリック漫画
(Pet Japan内)
例によって何の関係もありません。
レコード・プレイヤ

余談ですが。
いままでCD化されたことのない、カラヤン唯一の録音である《アヴェ・ヴェルム・コルプス》のLPを入手しました。
とりあえず聴ければ良いと思ったので、SAXや33CXではなく、66062という番号の盤です。
疑似ステレオかな。
カップリングは《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》と交響曲第29番。
で、問題発生。
わが家にはレコード・プレイヤがありません(w。
フォノイコライザつきで1万円くらいのものがあるようなので、近いうちに買ってきます。
さらに余談ですが、これまた不愉快な疑似ステレオ盤のライマーのピアノ協奏曲集、先日見つけて注文したところ、何の音沙汰もなく、どうなったのかと思っていたら、昨日メールではなく郵便で知らせが来ました。
「確かに送った(船便)」には泣きました……
11月11日
既発CD-R盤
久々のCD-R盤ですが、全て既発売のものです。
名演奏家貴重盤 新譜 2001年年内限定盤(速報版)(CDショップ・カデンツァ内)
このレーベルは初めてです。
FKMが会社名を変えたのかな。
4枚組で\7,000は、CD-R盤としては安い方ですが、おそらく元のCDをそのまま流用しているためで、この曲目なら3枚で入りそうな気が……
詳細は以下の通りです。
リンク先のページには、「ヘルベルト・フォン・カラヤン Vol.1」とあるので、追加される10タイトルのなかに、つづきがあるようですね。
11月8日
カラヤン・センターのスクリーン・セーバ

Herbert von Karajan Centrumのスクリーン・セーバが追加されています。
Screensaver - Herbert von Karajan Centrum
上の「Karajan」が、9月の改装のときからある、カラヤンとは何の関係もない子供たちの写真が展開する方で、下の「Zitate」が今回追加されたものです。
「Zitate」は「カラヤン発言集」とでもいえば良いのでしょうか、Flashを使った、カラヤンの折々の発言が英語で表示されるという、ただそれだけの地味なものです。
なお今回の追加に伴い、現在アップされている両ファイルとも、Macintosh版がダウンロード出来るようになっています。
《プレイズ》 - 12のチェロと管楽器・打楽器のための - 76年8月27日

先日、Classical CD Information & Reviewsの加藤さんのお知らせにより、やっと管理者が発売を確認出来たウィンベルガーのCD、日付としては昨日、CD店の「W」のところであっさり見つけました。
これによりLiveを更新しました。
ウィンベルガー:《プレイズ》 - 12のチェロと管楽器・打楽器のための - 76年8月27日(世界初演ライヴ)
これまでは『全軌跡を追う』の表記に従い、「12のチェロと管楽器・打楽器のための劇」という曲名にしていましたが、どうもニュアンスが違うようなので変更しました。
ホラー映画に始まり、ギャング映画を経由してジャズで終わるといった塩梅の曲、と思ったら最終楽章は「スィング」と名づけられているので、意識しているのですね。
1日1回、1年間繰り返し聴いても、全曲は憶えられないのではないかと思えます。
ウィンベルガーは録音が少ないようなので、何かの手違いで全然違う曲が収録されていたとしても、恐らく一生気がつかないでしょう(w。
全体としてカラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏であることを考えれば、かなり楽しめます。
こういう曲の演奏・練習風景を是非映像で観てみたいものです。
AUDIOPHILEのアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団CD

ポルトガルのAUDIPHILEが発売したCD、APL101.555に収録されているアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との戦前の実況録音ではないかとされた、ブラームス:交響曲第1番、R・シュトラウス:《ドン・ファン》、〈7枚のヴェールの踊り〉は、全て1943年9月にドイツ・グラモフォン(ポリドール)へ録音された音源と同一であると確認しました。
ネット上では一部に情報の錯綜があり、多少の期待をしましたが、残念でした。
ジャケット裏側には全曲とも43年9月録音という正確な表示があります。
私が買ったところは、税抜き\690。
問題はその店が、思いっきり「ライヴ音源」と書いた紙を貼っていることです。
CD内の解説にも「初CD化」などとふざけたことが書いてあります。
以上、人柱報告でした。
『philharmonic autocrat2』

昨日初めて見かけたのですが、John Huntによるカラヤンの全演奏会記録を編集した『philharmonic autocrat2 the concert register of herbert von karajan』、輸入盤を扱う大型CD店でも置き始めたようですね。
私が見たところでは、税抜き\3,990でした。
通信販売が苦手な方はいかがでしょう。
また、『2』と同時に『philharmonic autocrat1 the discography of herbert von karajan』が再入荷した店もあるようです。
『philharmonic autocrat2』の初版にはミスがあって、訂正の紙が挟まれています。
現在CD店に出回っているものにも挟まれていますから、版は変わっていません。
直すつもりはないのかな。
『ウルスラ・シュレイダー・フェイネンの芸術』
先日の『ウルスラ・シュレイダー・フェイネンの芸術』は、まだ入荷していないようでした。
11月4日
『アダージョ・カラヤン・スーパーBOX』
1995年の発売時に「アダージョ・カラヤンってどんな人なの?」という質問さえあったという、全世界で売れに売れたオムニバスCDは、その後泥鰌を狙って手を変え品を変えてのシリーズになりました。
他のレコード会社からも、似たような趣旨で『ロマンス・カラヤン』等というアルバムが出たりもしました。
この「アダージョ」は、前回の発売を以てシリーズに終止符が打たれたという話を聞いています。
で、このシリーズとして発売された全10枚のCDが、今度ボックス・セットとして発売されるそうです。
普段ですとこのような発売情報はここには書かないのですが、ボックス・セットには特典がつくそうです。
- 2002年豪華カラヤン・カレンダー
- アダージョ読本(アダージョの秘密が満載)
このシリーズに「秘密」があったということがまず驚異的な気がします(w。
まあ、このサイトをご覧になっているような方はまず購入されないでしょうが、特典があったので、一応Newsとして書きました。
クラシック新譜速報 2001年12月(ユニバーサル・クラシックス内)
『カラヤン管弦楽名曲集』
Yahoo!オークションからのネタです。
こんなジャケットは初めて見ました。
カラヤン管弦楽名曲集(1)ベルリンフィルハーモニックオーケストラ 2枚組み30MG0268/9
可愛いですね〜。
来月あたりになったら部屋に飾っておくのも良いかも知れませんが、しかし組み合わせからして購買意欲を全くそそらない上に、これほどカラヤンとは不似合いのジャケットもちょっとないでしょう(w。
11月3日
ウィンベルガー:12のチェロと管楽器・打楽器のための劇 - 1976年8月27日
昨年の夏にORFからアナウンスがあったウィンベルガー:12のチェロと管楽器・打楽器のための劇の世界初演ライヴですが、不覚にもいまになってようやく発売を確認しました。
Classical CD Information & Reviewsの加藤さんからのお知らせです。
いつもありがとうございます。
テンプレート修正
DISCOGRAPHY下のCGIで動作する全てのページのテンプレートを、より適したHTMLに書き直しました。
これにより外部ファイルに手を加えましたので、スタイル・シート有効で閲覧されている方は、1度ブラウザの更新ボタンを押して下さい。
なお、この書き換えにより、理論上はFilmographyの表示速度が向上しています。
11月1日
DREAMLIFEのフェア
ひどくマニアックなクラシック音楽映像を発売するDREAMLIFEが、11月22日に、既出映像よりわずかに長い収録時間を売りものにするといういやらしい企画で、『フルトヴェングラーと独逸マエストロの黄金時代』という作品を発売します。
残念ながらカラヤンの映像は含まれていませんが、今日から12月2日までのあいだに購入申し込みをすると、既出盤を割引価格で買えるそうです。
カラヤン唯一の戦前映像を含んだ『世紀の指揮者 大音楽会』や、57年来日時のNHKホールでの《ドン・ファン》(部分)が収録されている『世紀の指揮者21』等が、割引対象になっています。
ちっともお得な感じのしない割引ですが、何となくきっかけがなくて買い逃している方はこの機にいかがでしょう。
ANDaNTEの検索
NewsLetterで初めて知ったのですが、ANDaNTEで、いままで発売されたクラシックのCD、VIDEO、DVD等の検索が出来るようなっています。
recordings in print - reference - andante
検索対象は5万件、ずいぶんと対象に漏れがありますが、該当すればそれぞれについて詳細な情報が表示されます。
残念ながら、購入することは出来ませんし、致命的なのは録音年月日の情報をほとんどが持っていないことですが、すでに廃盤になってしまった媒体や、一部の非正規契約盤の情報も出、またAdvanced Searchを使用すれば、カタログNoでの検索も出来るので、HMVをはじめとする、販売を目的とした商品検索が可能なのにも関わらず、収録曲等の情報は滅多に表示されない通信販売サイトで、正体不明の盤を見つけてしまったときに併用すると、多少の役には立つかも知れません。
いま「karajan」で検索してみました。
該当数は500件。
500を上限にしているのかとも思いましたが、アルファベット順で、最後のページにワグナーが表示されているので、これで全部なのでしょう。
ディスコグラフィー作成には助かるページです。