News Archive

2003

▲UP1月31日

BPO100周年《英雄》のLP

BPO100周年の《英雄》はSONYから映像作品が発売されていますが、これにはZDF制作のLPもあったそうで、Adagioさんより画像をお送りいただきました。

演奏データ等の詳細は記されていないそうです。

Adagioさん、ありがとうございました。

▲UP1月24日

1957年のザルツブルグ音楽祭

ANDaNTEにて、ザルツブルグ音楽祭1957年7月29日のライヴ録音を聴くことができます。

Salzburg Festival, 29 July 1957: Mozart

この音源はすでにDGより発売済みです。

モーツァルト:交響曲第35番《ハフナー》、ピアノ協奏曲第21番(アンダ)、交響曲第41番《ジュピター》(1957年7月29日)

これが未発売音源なら、すぐさま会員になって何としてでも録音してしまうのですが……

▲UP1月22日

大賀典雄「私の履歴書」・3

日本経済新聞で連載中の大賀典雄「私の履歴書」から、2日分を引用します。

CD誕生(2003年1月19日朝刊)

(コンパクト・ディスクの発表について)マスコミは「夢のデジタルオーディオ登場」と称賛したが、世界のレコード業界の反応は全く反対だった。「我々のLPのビジネスをなぜ壊す」というわけである。
それでも我々には強力な援軍がいた。クラシック界の帝王、ヘルベルト・フォン・カラヤン先生である。彼はPCM録音時代からデジタルに興味を持って下さっていた。
CDは発売から六年後の八八年に生産枚数でLPを追い抜いた。CBS・ソニーにも助けられたが、私はカラヤンさんの協力が最大の成功要因だと思っている。

帝王カラヤン(2003年1月20日朝刊)

クラシック界の帝王、ヘルベルト・フォン・カラヤン先生に初めて出会ったのは一九五六年、ドイツ留学中に声楽家の田中路子さんと訪ねた時である。巨匠を前に緊張して微動だにできなかったが、その二十年後、CDの開発を通じ急速に親しくなった。
カラヤンは五五年にベルリン・フィルハーモニーの常任指揮者に選ばれ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。音楽だけでなく音響機器にも関心が高く、ザルツブルクの自宅地下室にはソニー製の音響映像機器をそろえ、自分の演奏の編集をされていた。
晩年はせき髄を傷め、プールで泳ぐのを日課としており、七七年秋の来日の際も二人の娘を連れ、プールのある東京・青葉台の盛田昭夫邸を訪ねた。ひとしきり泳ぐと「最近の録音技術は?」と聞かれるので、完成したばかりのPCM(パルス符号変調)録音装置で彼のリハーサルをデジタルで聴かせて差し上げた。
「CDが完成すればこれが家庭で聞けます」と私が言うと、驚いたカラヤンは八一年春にザルツブルク音楽祭でレコード関係者を集め、試作中のCDを披露する場を設けて下さったのである。試作機は電源を入れておくと発熱してしまうため、社員が机の下に隠れ、いざデモという時に手を伸ばして起動した。
カラヤンは銀色に光るディスクを自ら聴衆の前にかざし、CDの将来を存分に語って下さった。そうした彼の献身的な支援がCDの導入に大きく貢献したのである。
カラヤンと私が親しくなった最大の理由は飛行機という共通の趣味である。日本での公演中にも私を楽屋に呼び出し、新しく購入する飛行機の意見を求めた。手紙では親しみを込めて「My Copilot(親愛なる副操縦士よ)」と私を呼んで下さった。
いってみれば私はカラヤンの音響技術顧問であり、飛行機のアドバイザーだった。八二年に私がソニーの社長になると「これからはキャプテン(機長)と呼ぶことにしよう」と笑っておられた。
その七年後のことである。私は家内と後に米国ソニーの社長となるミッキー・シュルホフを連れ、カラヤンを訪ねた。飛行機が早く着いたので、ザルツブルクの工場を視察してから訪ねようと思ったが、出迎えの女性が「今日は自宅へ来てほしい」と言う。
カラヤンは少し体調を崩されたようで二階の寝室で話すことになったが、私を見るなり新しく購入する仏ダッソー社のジェット機「ファルコン」の話を始めた。そして話題が音楽に移った時、医者の到着を知らせる連絡が入った。だが彼は「この会談は中国のエンペラー(皇帝)でも邪魔はできない」と言って追い返してしまったのである。
「水をくれ」というのでミッキーがクラスを渡すと静かに飲み干した。と、その瞬間、頭が横に傾いた。エリエッテ夫人があわてて医者に連絡したが、カラヤンはそのまま帰らぬ人となった。
偉大な音楽家との惜別。しかも目の前で。私は人間の命がいかにはかないかをその時に知った。
あまりのショックで翌日今度は自分が心筋梗塞になり、ケルンで倒れてしまった。カラヤンが私を連れて行こうとしたのかもしれない。以来、私の病気との戦いが始まった。その話は後にするが、カラヤン氏の存在はそれほど大きかったのである。

大賀典雄はカラヤンが亡くなってしばらく後、『文藝春秋』にカラヤンの死のときの情景について、詳しい手記を書きました。
それに較べると時の流れと文章量の違いからか、生々しさが薄れていますね。
ご本人が翌日、ショックのあまり心筋梗塞で倒れたというのは初めて知りました。

▲UP1月16日

著作権の延長について

新聞からの情報がつづきますが、今日は著作権についてです。
先日の隣接権にもいずれ関係してくることでしょうから、引用しておきます。
日本経済新聞1月16日夕刊からです。

米連邦最高裁は十五日、米著作権延長法を合憲とする司法判断を下した。これでミッキーマウスなどの有名キャラクターや映画、音楽、書籍などの著作権が二十年間延長され、最長九十五年になることが確定。ウォルト・ディズニーなど期限切れ間近の作品を抱える娯楽大手は著作権収入減少の危機を当面回避できることになった。

延長法は企業が権利を持つ作品は七十五年間、個人なら作者の死後五十年間だった著作権の有効期間をそれぞれ二十年間延長する内容。映画会社などコンテンツ(情報の内容)業界の働きかけで一九九八年に成立した。

インターネット出版社などが、過去の名作の引用や流通を困難にすると反発。「延長は違憲で、言論の自由を保障した憲法修正第一条にも反する」と米司法省に同法の運用停止を求めていた。

この日の判決は、違憲で「一定期間」と定めた著作権の有効期間に関して「議会に幅広い決定権がある」と認定。言論の自由を侵害するとの原告の主張も退けた。

違憲と判断された場合、ミッキーマウスのデビュー作(二八年公開)も今年、著作権が切れるはずだった。米映画協会は同日、最高裁の判断を歓迎するコメントを発表した。

ディズニーが著作権について何かしらの発言が出来るような企業だとは思えませんし、どこまで強欲なのかとも思うのですが、それはまあおいておくとして、個人の著作権も20年延長です。
これはいずれ欧州にも影響するでしょうし、隣接権にも反映されるでしょう。
はなからそんなこと気にも留めていないという、妙な度胸のある会社がイタリア辺りを中心にたくさんあることが、どれほどわれわれの趣味生活に役立っているかわかりません(w。

いったん50年で切れた作者のものはどうなるのでしょうね。

▲UP1月9日

大賀典雄「私の履歴書」

日本経済新聞で連載中の大賀典雄「私の履歴書」に、早々とカラヤンの名前が登場しました。
今回の主要な話題は、当時のドイツへの日本人留学生で世話にならなかった人間はいないとまでいわれている田中路子についてで、そのなかにほんの少しですが、カラヤンの名前が登場します。
以下に引用しておきます。

 そんなある日、田中さんから「これから面白い人に会わせてあげる。ついてらっしゃい」と言われ、お供した。そこで出会ったのがベルリン・フィルハーモニーの新しい指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン先生だった。彼女はベルリンが陥落した四五年ころ、自分の家を開放して多くの人をナチスの追っ手から逃がしてあげた。カラヤンもその中にいたのである。

 カラヤンとはその後、コンパクトディスク(CD)の規格作りなどを通じて大変親しくなったが、初めての面会はとても緊張した。後に「直立不動のまま満足にあいさつもできなかったのが実は自分だった」と彼に話したら、「そうか、君だったのか」と大笑いされたのを覚えている。

今日はこれだけです。
「第九」が入る時間云々というCD誕生時の話なども、これからきっと出てくるでしょうから、楽しみにしています。

▲UP1月3日

Live Classics Bestシリーズ - お正月企画2

さてさて、お正月企画第2回目です。

今日は、最近ご質問が多いので、Live Classics Bestシリーズについて書きます。
そのためよくご存じの方にはちっとも面白くないでしょうが、まあおつきあい下さい。

海賊盤のメッカはイタリアです。
これは国民性の問題もあるのかどうか知りませんが(w、実質的には法律の関係です。

いわゆる「クラシック音楽」の作曲者はたいがい50年以上前に亡くなっており、著作権の問題はありません。
カラヤンが録音しているもので、まだ著作権が生きているのは、たとえばショスタコーヴィチとか新ウィーン楽派の3人とかです。
ベートーヴェンもブラームスもモーツァルトもヴェルディもワグナーも、著作権保護期間はとっくに過ぎています。
R・シュトラウスは3年前の一昨日、切れました。

作曲者が保有する著作権の他に、著作隣接権と呼ばれるものがあります。
これは演奏者の権利を保護するものです。
ある演奏がおこなわれ、それが録音された場合、その録音物には50年間の保護が与えられます。
録音された翌年から数えて50年です。
たとえばカラヤンのバイロイトでの録音は、一昨日をもって、全ての隣接権が切れたことになります。

ところがイタリアは、この世界的に50年、最近ではこれでも短く75年にしようという動きさえ盛んな隣接権の保護期間が、20年しかありません。
イタリアが後進国といわれがちなのには、こういう面もあります。

そのためイタリアの会社が製造するライヴ盤は、諸外国の人間がどう感じようが、20年過ぎいれば海賊盤ではないのです。
もちろん、イタリア国内の法律にさえ抵触するライヴ盤というのがあるのは事実ですが。

さて、日本も確か1997年くらいまで、「後進国」でした。
日本の隣接権保護期間はそのときまで、イタリアと同じ20年でした。
今日ここに書くLive Classics Bestシリーズは、すべてライヴ音源を使用していますが、発売された当時としては全ての商品が海賊盤だったわけではありませんでした。

ANFという会社が日本にありました。
この会社は倒産もしくは解散したと伝えられていますが、一部には最近電話をかけてみたところつながったという話もあり、私にはよくわかりません。
ただ少なくとも最近、活躍してないことは確かです。

ANFは商品を一般のCD・レコード店には流通させていませんでした。
この会社は主に駅で販売されているCDを製造していました。

ときどきVIRTUSOやCETRA、NUOVA ERAなどの中古CDを買うと、藁半紙みたいな粗悪な紙に印刷された日本語の解説とぶ厚い歌詞対訳が入っていてびっくりすることがあります。
これはイタリアのCDを輸入し、販売するときにANFが添付させたものです。
FOYER盤を輸入していたのは、WAVEという会社で、ここについてはよく知りません。

このANFが販売していたのが、Live Classics Bestシリーズでした。
これは先述のような輸入物ではなく、ANFのれっきとしたオリジナルの企画シリーズです。

収録されているのは有名クラシック演奏家のライヴ音源です。
だいたい70〜80年代のもので、多くがステレオ収録でした。
2枚組50種のシリーズで、分売の100枚シリーズもありました。
規格品番はLive Classics Bestの頭文字をとって「LCB」、2枚組が101〜150まで、分売は001〜100です。
価格は表記によると2枚組が\2,000、分売が1枚\1,000ですが、この手の駅売りのCDは、値引率を高く見せるためにわざと高価な定価がつけてあり、実際に販売されていたのがいくらくらいなのかはわかりません。

ジャケットには西洋絵画使われています。
ジャケット表・裏とも英語表記ですが、パッケージ全体に大きな帯がかぶせられており、そこには日本語が印刷されています。

このシリーズがいまでも話題になるのは、このシリーズでしか聴くことの出来ない音源が大量にあるためです。
しかもANFがこの世界から撤退し、これらのCDは全て廃盤になりました。
発売当時、この手の音源のつねで、音楽雑誌からは無視されたでしょうし、当時はいまほどインターネットも盛んではなかったので、口コミで噂が伝わるには時間がかかりすぎ、規模も小さく、その結果あまり市場には流れなかったようです。
いまでも中古市場で、頻繁に見かけるわけではありません。
一度も見かけたことのない盤がほとんどです。
私は運良く、このシリーズに力を入れているとある中古店のご協力により、カラヤンの音源が収録されているものは全て聴くことが出来ましたが、話によると、熱心に探している方はいまも多いようです。
とくにアルゲリッチやポリーニの演奏が収録されたピアノ協奏曲集、オイストラフやクレーメルの演奏の入ったヴァイオリン協奏曲集、ポリーニのモーツァルト・ソナタ集などは、人気があるため見つけづらく高値がつきます。
実際、つい先日Yahoo!のオークションに出品されたヴァイオリン協奏曲集には、\7,250という常軌を逸する入札がありました。

廃盤ライブ!ムター&カラヤン、オイストラフ、クレーメルによる壮絶4大協奏曲ライブ

Live Classics Bestは国内の会社のシリーズのため、海外ではほとんど流通していません。
そのため外国の研究者やコレクターは頭を痛めているそうです。

さて、このシリーズでのカラヤンの音源は、全部で14組。
まずはジャケットの表記に従って、以下に全て挙げてみます。
番号は2枚組のものです。

上記のうちムターとの《四季》とブラームスの交響曲第4番はCD-R盤で発売されています。
ポリーニにも他の海賊盤がありましたが、一昨年になってやっとDGから正規契約で発売されました。

さて、出所の怪しい音源というのはもともとそういうものですが、とくにANFは無頓着だったようで、このシリーズに顕著なのが、表記の違いです。
以下、表にしてみました。

曲目備考
R・シュトラウス:《ツァラトゥストラはかく語りき》VPOBPO演奏団体の記述違い
R・シュトラウス:《ドン・ファン》、《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》VPOBPO演奏団体の記述違い
R・シュトラウス:《死と変容》カラヤン(他)アバド(他)非カラヤン音源
ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》カラヤン(他)ザンデルリング(他)非カラヤン音源
ブルックナー:交響曲第9番カラヤン(他)非カラヤン音源

アバドの《死と変容》については以前から知られていたものでした。
《ロマンティック》はザンデルリングの演奏と同じという情報をいただき、検証した結果削除しました。
また今回、以前から何人かの方にご指摘いただいていたブルックナーの交響曲第9番も削除しました。
情報をお寄せいただいた方に感謝いたします。

これだけ派手な間違いがあると、もう残りの音源に関しても全く使用できませんね。
今後も増えるかも知れません。

以上、ざっとですが、ANFのLive Classics Bestシリーズについて書いてみました。
これで今度問い合わせが来たら、このページにリンクを貼るだけで良い(w。
なお、各音源についての詳細は以下のリンクをご使用下さい。

Live Classics Bestシリーズ

はっきりいってネタ切れのため、今年のお正月企画は今回で終了です。
昨年同様、未CD化音源を聴く、という企画でもいいのですが、昨年の正月以降に手に入れた未CD化音源を私自身がよく聴き込んでいるとはいえないので、何も書けないおそれがあります。
「うちにあるカラヤン関連の変なもの」という企画も考えましたが、気がつけばすでにこのサイトで小出しにしていたため、残りわずかで、ページとして成立しにくい気が(w。
もし何かあれば、今度は黄金週間中にでもやりましょう。
たぶんそのときも仕事だけど(w。

▲UP1月2日

2002年 - お正月企画1

「昨年一年を振り返ろう」という、新年早々後ろ向きな企画を思いつきました。
というか一昨年はクリスマス時期に同じことをしたのですが、今回は余裕がなかったので、本日まで延期していたのでした。

まずは去年初出の音源たちです。

以上のものは4月前に出たものばかりで、それ以降はひとつもありませんでした。
ここ数年、異常な数の発売が相次いだCD-R盤ですが、ソースとなる録音が枯渇したのか、一昨年あたりからペースは落ちていました。
昨年一年中の上記初出音源も、曲そのものにはたいして目新しいものもありません。

そのなかで私が猛烈に印象に残ったのは、87年3月1日の幻想交響曲でした。
私はカラヤンの幻想交響曲をいままで一度も良いと思ったことがありませんでしたが、これだけは別です。
この曲の持つ安心も不安も平和も猛々しさも清らかさもおどろおどろしさも、全てを兼ね備えた名演でした。
最晩年のカラヤンにこれほどの情熱が残っていたことに激しく心を揺り動かされました。

他に管理者にとって目新しいものとしては、以下の録音物・映像作品・書籍がありました。

さて、去年一年間の特徴は、既出音源の従来とは異なった媒体などでの再発売が非常に多かったことでした。

マーラーの《大地の歌》は既出でしたが、今回のCD-R盤で初めてステレオ録音で聴くことができるようになりました。

71年チャイコフスキーの擬似ARTは、ART化が期待されていながらEMIからは何の音沙汰もなく、HMVの熱心なディレクターによってARTと同じ設備を使用して商品化されました。
交響曲第4番は原テープが損傷しているという理由で見送られました。
そのうち本家のEMIからもARTで出るのではないでしょうか。

永く貴重盤でありつづけたMELODIYAのLPは、今年になってきゅうに虚しくなりました。
69年5月282930日の3日分のライヴ音源がCD化されました。
これでCD化されていないMELODIYA音源はオイストラフとの《トルコ風》のみとなりました。
そういえばショスタコーヴィチ:交響曲第10番のCD化したARS NOVAは、一番初めミラノ・スカラ座とのヴェルディのレクィエムを発売予告していましたが、それっきりですね。
ARS NOVA自体、ここのところ新譜を出していません。
早々と撤退?

この他にもART化、OIBP化、レジェンド・シリーズ(DECCA)での発売など、これからも意外に手堅い売り上げを期待できるリマスターものは出つづけるでしょう。

そして別媒体による再発売がもっとも顕著だったのは映像作品です。
SONYはLDで既出の「カラヤンの遺産」シリーズを全作品DVD化します。
これは年をまたぎ、今年の3月までリリースがつづきます。

これでLDからDVDへの移行は完全です。
他にも大阪ライヴなど、LDで予告がありながら、結局いまだに発売されていない作品はありますが、少なくとも未入手のLDを探し回る必要はもうなくなったわけです。

一方、早々とほとんどの映像作品をDVD化したDGですが、かなり見応えのあるシューマン:交響曲第4番リハーサル風景などは未DVD化です。
DGには他にもパリ管弦楽団との映像作品など、いままで一般の眼に触れたことのない作品も多くありますが、どうもあまり熱心ではなさそうですね。

以上、簡単に昨年一年を振り返ってみました。
今年はどんな一年でしょう。

最後に、昨年2月Karajan Centrumが1,000以上のカラヤンの音源をORFに譲渡したというニュースがありました。
その後の進展は耳にしていませんが、そのなかから驚くような初出音源が飛び出すことを期待しています。

お正月企画第2回の明日は、最近妙に問い合わせの多い、Live Classics Bestシリーズについて、あらためて書くことにします。

▲UP1月1日

賀正

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。

このサイトは公開以来、閲覧者の方々に恵まれており、とても嬉しく思っています。
5年後のカラヤン生誕100周年がさらりと流され忘れられてしまうようなことのないよう、実のある日々を多くの方々と積み重ねてゆきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

大賀典雄の「私の履歴書」 - 日本経済新聞

今日からSONYの大賀典雄が日本経済新聞の「私の履歴書」シリーズを始めました。
大賀氏はコンパクト・ディスクの開発・普及にもつとめましたし、カラヤンとの交流も知られているので、これから何か面白い話が出てくるかも知れません。
職場で日経をとっているので、これからしばらくは忘れずにチェックしたいと思います。


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