News Archive
2003
3月28日
78年5月8日のブルックナー:交響曲第9番
78年5月7・8日のブルックナー:交響曲第9番とテ・デウムは、両日分の演奏が編集されてDGより映像作品として発売されていますが、8日のみのライヴ音源がANDaNTEより発売されます。
THE VIENNA PHILHARMONIC | 1954-1978: Anton Bruckner
発売は4月4日。
他にベームの7番、フルトヴェングラーの8番が収録されたCD4枚組で、$53です。
これに航空便の送料が$17。
カラヤンの9番はサンプルを聴くとステレオで、音質も良好です。
以前、この前日のライヴ音源とされるCDがLive Classics Bestシリーズで発売されていましたが、数人の方からのご指摘によりディスコグラフィーから削除、その後都志見さんからホーレンシュタインとの情報をいただいたものでした。
Liveはまだ更新していません。
3月24日
『マエストロ、マエストロ 完全版』再発
『マエストロ、マエストロ 完全版』が再発売されます。
発売元は同じIVCですが、規格品番が違い、今度はトール・サイズのケースになるそうです。
発売はおそらく5月25日頃、品番はIVCF-2162、価格は変わらず\4,762です。
3月22日
SACD日本盤
DGからのSACD第1・2弾の2枚が日本盤でも発売されます。
- モーツァルト / Requiem: Karajan / Bpo, Tomowa-sintow, Baltsa, Krenn, Van Dam Hybrid (UCGG7002)
- ベートーヴェン / Sym. 9: Karajan / Bpo(1977) Hybrid (UCGG7001)
\3,300という価格は20年前の出始めのCDより安いですね。
バイロイトの《マイスタージンガー》マーク・オバート=ソーン復刻
EMI盤バイロイトの《マイスタージンガー》に「マーク・オバート=ソーン復刻」というのが発売されます。
いわゆる「歴史的録音」に精力的ながら、いままでカラヤンの録音を発売したことのないNAXOS(Historical)からです。
8.110872-75 Great Conductors - Karajan (WAGNER: Meistersinger)
カデンツァさんの「2003年4月マイナー・レーベル新譜(速報版)」にもちょっとした解説が出ていますので、以下に引用しておきます。
録音:1951年7月〜8月、バイロイト祝祭劇場。マーク・オバート=ソーン復刻。
戦後再開された年の上演として、カラヤンの台頭期にあたる記録として、エーデルマンやクンツ、シュヴァルツコップフらの名唱を得た名演としてあまりに有名。今回は「オリジナルLPのあたたかい音を再現する」という目的で、ワーグナーの豊かなサウンドを大切に復刻している。
これを機に、NAXOSからガンガン、とくに同じバイロイトの《指環》全曲が出ることを期待します。
3月16日
《調和の霊感》
DGより発売された《調和の霊感》第1・4・7・10番を確認しました。
面白くもおかしくもないカラヤンの写真がジャケット使われている再発シリーズのなかに紛れた1点で、いままで存在自体公表されていなかった初出音源です。
品番は、474 287-2。
72年8月、サン・モリッツのフランス教会での録音です。
同年同月15〜21日のあいだに《四季》を録音していて、《四季》だけに7日間もかけたとはとても思えず、おそらく同時進行のはずなのですが、録音日のデータがないため、CDにある72年8月までの記述に従いました。
これによりRecordingsとIndexを更新しました。
このCDには他に、《四季》、J・S・バッハ:管弦楽組曲第2・3番、ブランデンブルグ協奏曲第3・5番が収められています。
何となく紛らわしい気がするのですが、ここに収められたブランデンブルグ協奏曲は2回目のものです。
2002年のニュース
昨年1年間のニュース見出しを1ページにまとめ、各ページに出ていたそれぞれの月に直接飛ぶためのリンクを削除しました。
かわりに見出し一覧に飛ぶリンクを設置してあります。
やっとすっきりした。
初出音源から写真集、ウィルスからアルメニアの格闘家まで、これを見るだけで、去年1年間がざっと振り返られる、かも知れません。
3月15日
《魔笛》の日本盤テストSP
以前からカラヤン最初の録音である《魔笛》か《運命の力》の外国盤初出SPを、部屋の飾りとして欲しいと思っているのですが、私の希望からは少し逸れる盤がYahoo!のオークションに出ています。
「非賣品」なんて書いてあるところにそそられますねぇ(w。
テストというのが付加価値になるのかどうか知りませんが、中古市場の一般的なSPの価格が1枚\2,000であることから考えると、ちょっと高くて私には手が出せません。
3月12日
パリ管弦楽団との幻想交響曲映像作品
EMIより発売されたDVD、DVA4801139を確認しました。
パリ管弦楽団とのベルリオーズ:幻想交響曲の映像作品です。
始まった瞬間に赤い背景でわかりましたが、以前『マエストロ、マエストロ』に収録されていたものと同一です。
念のため断頭台への行進でも確認しました。
迷いましたが、監督が同じロジャー・ベナムーであることと、収録時期が近いことから考えて、本サイトのFilmographyでは、従来より『全軌跡を追う』他で未発売作品として紹介されていた映像と同一のものとしました。
EMIに対抗意識を燃やしてDGが従来通りの触れ込みで発売してくれれば、もちろん大喜びで書き換えます。
ただ今回のDVDにあるたった1日のみの収録データはあまり信頼できません。
もう少し時間がかかっているように思えます。
これによりFilmographyを更新、順番が多少入れ替わりました。
なお、加藤幸弘さんのサイトClassical CD Information & Reviewsの「クラシック音楽CD感想」で、この映像の内容について紹介されています。
カラヤンの幻想交響曲とバルビローリの「海賊」(DVD)
(Classical CD Information & Reviews内)
ハスキルとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
TAHRAより発売されたCD、TAH483を確認しました。
ハスキルの未発売録音シリーズで、カラヤンとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(1952年10月25・26日)が収められています。
紙ジャケット仕様。
この内容については、カンデツァさんやアリアCDさんに出荷している業者の書いた文章が適切な説明をしていますので、短いですが以下に引用しておきます。
当時57歳のハスキルと44歳のカラヤンの初共演時ライヴ。第1楽章が終わって4分間拍手が続いた(当盤ではカット)ほどコンサートは大成功し、意気投合した彼らはこの後も共演を続けた。
上記の通り、第1楽章後の熱烈だったらしい拍手はカットされていますが、第3楽章後には収録されています。
音質は良好な方でしょう。
これによりLiveを更新しました。