News Archive
2001
9月29日
Internet Explorer 6.0
Nimdaの大騒ぎがあったせいか、それともXPの発売が近いからか、Microsoft Internet Explorer 6.0(Windows版)が、正式にWindows Updateに登録されています。
β版の頃と、日本語版が出た直後の2回に渡ってテストし、かつ正式登録後もテストしましたが、当サイトは6.0で作者の意図通りに閲覧できます。
IE5.01や4番台のNetscapeでは、CSSを切った方が見やすいでしょう。
IE6.0では表示に乱れの発生するサイトがたくさんあります。
前述のようにこのサイトは平気ですが、IE5.5 + SP2をインストール済みの方は、現状で無理してアップデートする必要はありません。
IE6.0ではCSSの機能がほんの少し上がっており、このサイトに及ぼす影響としては、Portraitsのサムネイルにマウス・ポインタを載せたときの表示が、作成者の意図通り手形に変化するようになりました。
しかし私としては一番改善して欲しい、CSSによるブロックレヴェルの回り込みに関して、理解しやすい反応をするNetscapeとの解釈の違いに変化はありません。
致し方なくIE側に合わせているため、Netscape6.1では表示が乱れます(6.01なら可)。
tableを使えば即解決しますが、レイアウト目的で使用するわけにはいきません。
Netscape6.1は透過PNGのバグが復活しているため、どちらにしろ推奨ブラウザに指定することはできませんが。
また、IE6.0では、スムース・スクロールをONにしていると、CSSでpositionを使用しているサイト(当サイトも含む)での縦スクロールがカクカクするバグも取れていません。
9月28日
東芝ファミリークラブ『カラヤンの肖像』
先日、Classical CD Information & Reviewsの加藤幸弘さんに教えていただいた、ライマーの協奏曲が収録されるという、東芝ファミリークラブの『カラヤンの肖像』の詳細がWebサイトに掲載されました。
「カラヤンの肖像」を伝えられる選曲と言えるかどうか……
オンライン版『迷犬カラヤン』
三枝という名前の作曲家の飼い主に「しかめっ面が似ている」という理由で「カラヤン」と名づけられた犬が主人公の『迷犬カラヤン』という漫画あります。
当サイトのOthersにも掲載しているのですが、Pet Japan内にはオンライン版があって、9月6日に更新されています。
第10回「お見合いParty」の巻 - 迷犬カラヤン クリック漫画
(Pet Japan内)
相変わらず何の関係もありませんが、ご興味がおありの方はどうぞ。
先方は見えないところでアクセス解析を動かしているようなので、直リンクするとばれるかな。
参考リンク
- 理子ちゃんのカラヤン日記(作者のサイト)
- 秋田書店(書籍発行元)
9月27日
Live更新
Gerhard Wimberger(1923〜)
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発売を確認してから追加するつもりでしたが、一体いつになるかわからないので、アナウンスがあったきりの以下の音源をLiveに追加しました。
- ブルックナー:交響曲第8番/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - 1957年4月17日
- ウィンベルガー:12のチェロと管楽器・打楽器のための劇/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - 1976年8月27日
ブルックナーの交響曲第8番は、第4楽章冒頭部分をANDaNTEから試聴できます。
THE VIENNA PHILHARMONIC(1957 - 1963) - boutique
ブルックナーは当時のライヴ音源としては驚くほど良い音ですし、ウィンベルガーをカラヤンは1度も録音していないので、両方とも発売中止なんていうことになりませんように……
なお、すでに発見または入手されている方がいらした場合は、ご連絡下さい。
9月24日
過去のトップ・ニュース
画像をモリモリ使ったせいで、過去のトップ・ニュースのページが耐え難いほど重たくなってしまいましたので、月毎に分けました。
右メニューのNews Archiveを書き換えました。
それぞれのページの最下部にあるリンクから、さらに過去のページに飛べるようになっています。
7月16日より前の記録はありません。
リンクの整理
ザルツブルグ復活祭音楽祭のWebサイトにリンクを貼ろうかと思ったのですが、気が変わって逆に、いままでLINKSに掲載していた演奏団体、レコード会社、音楽関連の全てのサイトを削除し、[カラヤン関連]と[お友達]のみとしました。
削除したのは以下のサイトです。
- 演奏団体
- レコード会社
- 音楽関連
不特定の音楽関連サイトで、どこからもリンクが貼ってありますし、検索で見つけるのも容易なので、問題ないでしょう。
9月20日
簡易版作曲者別インデックス
簡単な作曲者別インデックスを作成しました。
メニューのDISCOGRAPHY下に追加したIndexから閲覧できます。
広い画面になればなるほど見づらくなるという不愉快なレイアウトになってしまいましたが、他に良いのを思いつかなかったため、諦めてアップしました。
現在は作曲者名一覧のみとなっています。
各作曲者名の右端にある をクリックすると、その作曲者の全ての録音がカテゴリを無視した年代順で表示されます。
近いうちに曲名を載せたページを再作成します。
Yahoo!オークション
Yahoo!オークションからのネタです。
Yahoo!オークション - カラヤン《モーツァルト/交響曲第35,40,41番》CD
間違いすぎ!(w
9月18日
カラヤン・センターのWebサイト
カラヤン・センターのWebサイトが新装しています。
開設以来は初めてではないでしょうか。
すごい、すごい。
インタヴィュー、リハーサル・撮影風景映像まで観られるようになっていますね。
News Letterの申し込みができるようです。
追記:(9月19日)
動画ファイルをいちいち観るのが面倒という方は、karajan_center_mov.txtを右クリックで保存し、Iriaにインポートして、あとはダウンロードしながら寝るなり出かけるなりして下さい(w。
CRCリストもあります。
アップされている全ての動画ファイルを羅列してありますので、それぞれにつき自分に合ったもの1つで良いという方は、インポート後、ファイルを削除して下さい。
全部合わせると約190mbあります。
先方はあまり帯域を持っていないため、ずいぶんと時間がかかります。
クルト・ライマー:ピアノ協奏曲、左手のためのピアノ協奏曲
Classical CD Information & Reviewsの加藤幸弘さんからお寄せいただいた情報によりますと、東芝ファミリークラブから発売される『カラヤンの肖像』CD12枚組のなかに、いままでドイツ国内でLP化されたのみだったクルト・ライマー:ピアノ協奏曲ハ短調、左手のための協奏曲が収録されるそうです。
カラヤン指揮のライマーの協奏曲録音 - クラシック音楽CDの雑談
(Classical CD Information & Reviews内)
他は全て既出で、このためだけに2万円……
Searchのラジオ・ボタン
Internet Explorerにはlabel要素に関してバグ、というか未対応の機能があり、HTMLの正当な仕様に従ったごく一般的な記述では、ボタンそのものを直接クリックしないとラジオ・ボタンを選択できません。
そこでSearchページのlabel要素周りのソースを書き換え、ラジオ・ボタンの説明文をクリックすることでボタンを選択できるようにしたところ、操作性がずいぶん良くなりました。
Netscapeには以前から対応しています。
HTMLに興味をお持ちの方のために、ソースを記述しておきます(XHTML準拠)。
9月17日
関連サイト
ブラウザのお気に入りを整理しています。
カラヤン関連のページが結構貯まっていました。
とりあえずお気に入りに入れてはおきつつも、LINKSに載せるほどでもなく、かといって捨てるのは惜しいページを以下に挙げておきます。
いくつかのページは冗談です。
- ARTE:フランスのTV局。
- イサベル・カラヤン
- Herbert von Karajan - Akademie
- 60年の《ばらの騎士》VHS版
- お墓
- メダル
- Herbert von Karajan's Biography:個人サイト。
- THE ULTIMATE HERBERT VON KARAJAN:個人サイト。
- Herbert von Karajan (1908-1989):個人サイト。えらく大きな画像。
- Herbert von Karajan--A Tribute:たぶん個人サイト。かなり以前からあるページ。平気で音源配布してます(2種)。
- 競走馬
- 肖像画1
- 肖像画2
- 鉄道模型1:発見したところ。
- 鉄道模型2:画像を拝借してきたところ。
- SONY CLASSICAL:バイオグラフィーとSONY発売のフィルモグラフィー(一部)。
- クリスタ・ルートヴィヒ
- アンナ・トモワ=シントウのディスコグラフィー
- Magicbaton:指揮者のゲーム。
- www.karajan.com:オーストラリアのドメイン屋。
- www.karajan.net:韓国のドメイン屋。以前はアクセスした途端、「このドメインいくらで買う?」と出たものでした。
- www.herbertvonkarajan.com:中国のドメイン屋。サーバさえ建てていない。
- 意味不明荒物「カラヤン」:結構有名。
9月14日
検索結果の表示順
Searchページからの検索結果の表示順を選択出来るようにしました。
いままでは、まずRecordings、Filmography、Live、Reharsalsのカテゴリ順で表示し、それぞれのカテゴリ内で年代順表示をしていましたが、今回の更新によりカテゴリを無視した年代順表示が出来るようになりました。
Searchページのデフォルト設定も年代順にしました。
以下は《英雄の生涯》で検索したときの表示順例です。
なお、各ページ右側にある入力欄からの簡易検索は、従来通りカテゴリ順表示です。
お願い
機能面では問題ないはずですが、データの方に不備のある可能性があります。
適当な語句での検索で、明らかに結果表示がおかしい場合には、お知らせいただけると助かります。
XHTML1.1アイコン
W3CがようやくXHTML1.1の合格アイコンを作成しましたので、トップ・ページとAboutに貼りつけました。
Validation Service自体も表示が少し変更されていますね。
9月12日
『philharmonic autocrat2』
『philharmonic autocrat2 the concert register of herbert von karajan』がようやく刊行されました。
ディスコグラフィー作成では世界的に高名な英国フルトヴェングラー協会会長John Hunt氏編集による、カラヤンの全演奏会記録です。
これによりBooksを更新しました。
参考リンク
9月8日
オーストリア航空ミレニアム記念 A 321
Railways in GermanyのHUHさんに教えていただいた、オーストリア航空ミレニアム記念A 321のプラモデルが到着しましたので、Othersに追加しました。
オーストリアの偉人たちが機体に描かれた旅客機で、そのなかの1人にカラヤンがいます。
これにより、Others及びARCHIVESを更新しました。
参考リンク
- 実機の写真(AIRLINERS.NET内)
- REVELL(プラモデル製造元)
- のりもの倶楽部(国内通信販売可)
9月5日 先生は見てくれてるかなぁ
Filmography完成
《ラインの黄金》撮影風景(1978年)
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Filmographyのデータベース化が完了しました。
協演者名、タイミング、スタッフ名、LD・DVD・VIDEO-CDの各番号といった、いままで未入力のままだったものを、全て埋めました。
これでFilmographyのデータ量は、少なくとも『全軌跡を追う』と同等のものとなりました。
ただし、スタッフ名に関しては、『全軌跡を追う』に省略が多いため、いずれ全ての作品について確認した上で、追加する必要があります。
今回の更新では、いくつかの順序変更がありましたが、増減はありません。
従来通り、『マエストロ、マエストロ!』に収録されている以下の映像に関しては、その撮影年を特定できないため、保留にしてあります。
- R・シュトラウス:《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》演奏風景(モノクロ/モノラル、ベルリン自由放送スタジオ内での60年代の撮影)
- R・シュトラウス:《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》指導風景(モノクロ)
- ブラームス:ドイツ・レクィエム リハーサル風景(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
- ドヴォルザーク:交響曲第8番リハーサル風景(モノクロ)
- ヘンデル:合奏協奏曲作品6第12番リハーサル風景(モノクロ)
- ベートーヴェン:交響曲第9番リハーサル風景(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
以下は折々のメモです。
・《ばらの騎士》のシュワルツコップ
60年の《ばらの騎士》では、横から写されているシュワルツコップが手に持っている眼鏡を、こちらを向いているシーンでは眼に充てているというミスがあります。
第3幕、居酒屋での騒ぎに駆けつけた元帥夫人が警部から挨拶を受けているところ、LDだと3面の52分辺りです。
・カラヤンのピアノ
メニューインとのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番《トルコ風》の撮影風景が、メニューインの生誕80周年記念TV番組内に収録されており、これはLDやDVDで発売されています。
このとき、休憩中ピアノの前に座るカラヤンに、メニューインが《美しく青きドナウ》を弾きながら近づいてゆき、すぐそれに合わせてカラヤンが伴奏するシーンがあります。
カラヤンはスタジオ録音や、その他の映像作品でもチェンバロを担当していることがありますが、カラヤンの弾く音がはっきりわかるという点では、これが唯一のものではないでしょうか。
・《カルメン》の収録場所
レオタイン・プライスのスケジュールの都合がつかず、グレース・バンブリーをヒロインとして撮影された《カルメン》を、VHD盤は69年としていますが、実際は67年の制作です。
『全軌跡を追う』は配列は合っていますが、65年と誤記しています。
いくつかの資料によると、この作品の収録は「ザルツブルグ」もしくは「ザルツブルグ祝祭大劇場」とのことですが、しかし『マエストロ、マエストロ!』には、バイエルン放送局のハレ4/5スタジオに入ってゆくカラヤンの姿と、その後の練習風景が収録されています。
まさか練習だけスタジオということはないでしょう。
音声だけザルツブルグなのでしょうか。
・ワイセンベルクとのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲
『philharmonic autocrat1』はワイセンベルクとのチャイコフスキーのピアノ協奏曲を、VHD盤とLD盤とでは別物としていますが、同じ映像です。
これはVHD盤の表記を信用し、映像そのものを確認していない証拠でしょう。
そもそも外国にはVHDという機械はなかったのでしょうが。
ただVHD盤とLD盤とでは、カットに多少の違いがあったように思えます。
もはや確かめようもないのが残念です。
第1楽章の終了部分は、明らかに誤編集です。
直前のシーンと演奏者の腕の位置がまるで合っていません。
・77年のジルヴェスター・コンサート
77年の大晦日に、カラヤンはベートーヴェン:交響曲第9番を採りあげ、映像化しています。
これはハンフリー・バートンの演出で、クラシック音楽の演奏映像として自然な作りであり、カラヤン流の映像演出を苦手と感じる方にも、比較的見やすいものなのではないでしょうか。
さて、この77年のジルヴェスター・コンサートは、テノールがルネ・コロです。
前年の76年復活祭音楽祭中に、コロはカラヤンと衝突しています。
なのにどうして翌年の映像には登場しているのでしょう。
いくつかの演奏会記録を見ても、この日のテノールに別人を挙げているものはありません。
契約の問題であるとすれば、衝突時にEMIへ録音中だった《ローエングリン》全曲盤の最終録音セッションが81年にまで持ち越されているのに、こちらは平気、というのも妙な話です。
撮影年月日がそもそも間違っているのでしょうか。
そういえばこの映像作品のVHD盤には78年1月と書いてあったものですが、どちらにしても衝突後です。
ついでに、もう永いこと観ていないのでうろ憶えなのですが、VHD盤は演奏後、ソリスト、合唱指揮者、カラヤンが拍手のなか舞台に再登場する部分も収録されていた記憶があります。
演奏終了直後、カラヤンがオーケストラに頭を下げるシーンも、別のカットだったような気がするのですが。
・非正規契約の《トロヴァトーレ》
音源のみのCDやLPと違い、映像作品となると、非正規契約のものはたった1つ、1978年5月1日のウィーン国立歌劇場での《トロヴァトーレ》がBel Canto Societyから発売されているだけです。
この映像の出所は何処なのでしょうか。
78年当時、ヴィデオ・デッキは余程の好事家でないと所有していませんでしたし、しかもステレオ収録です。
確かに音源のみはステレオでBMG/RCAがCD化していますが、これはこのヴィデオをよりあとに発売されたものですし、ラジオ放送をそのまま録音した人間がいたにしても、Bel Canto Societyがアフレコをするような手間をかける会社とは思えません。
TV局からの流出だとすれば、状態が悪すぎます。
・『ポピュラー序曲集』
78年の大晦日は小品ばかりの演奏会です。
『ポピュラー序曲集』というタイトルのVHDは、《アルルの女》第2組曲、ハンガリー狂詩曲第2番、《軽騎兵》序曲をこの日の映像から収録し、他には75年の《ウィリアム・テル》、《魔弾の射手》、《タンホイザー》、《エグモント》、《コリオラン》のぞれぞれ序曲を収録していました。
A面1曲目に収録されていたのは《軽騎兵》でした。
このVHD盤の《軽騎兵》序曲は、終わりから2つ目の和音が欠落していました。
私事ですが、管理者はこの映像を見たとき、どうもこの部分に間の抜けたような印象を受けたのを憶えています。
しかしこのVHD盤によってこの曲を憶えたため、それからずいぶん永いこと、《軽騎兵》序曲とはこういうものだと思い込んでいました。
これはとても危険なことで、レコード会社の罪は小さいとは言えないでしょう。
・ニュー・イヤーズ・コンサート
カラヤンが生涯ただ1度指揮をした1987年のウィーンのニュー・イヤーズ・コンサート、LDでは収録時間の都合のためと考えられますが、曲順が入れ替わっています。おそらくDVDも同様でしょう。
当日はピツィカート・ポルカの前に皇帝円舞曲が演奏されました。
『全軌跡を追う』の演奏会記録もLDの収録順に従っていますが、貴重なようでときどき間の抜けているKarajan Centrumの演奏会記録では、正確な演奏順がわかります。
管理者は当時、生放送を観ていました。
《憂いもなく》のときに《美しく青きドナウ》のタイミングで入ろうとし、間違いに気づいて演奏を中断したカラヤンが、笑っていたのを憶えています。