News Archive

2003

▲UP8月30日

バイロイトの《トリスタンとイゾルデ》(正規盤)

バイロイトでの《トリスタンとイゾルデ》(52年7月23日)が初めて正規発売されます。
オルフェオ・ドールからです。

バイロイト音楽祭ライヴ・シリーズ第1回発売 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 - マイナー新譜 2003年9月
CDショップ・カデンツァ内)

オルフェオ・ドールによる「バイロイト音楽祭のライヴをバイエルン放送協会秘蔵の音源により復刻しようという」企画の第1弾だそうです。

▲UP8月26日

『KARAJAN - VIENNA PHILHARMONIC』回収:続報

先日の『KARAJAN - VIENNA PHILHARMONIC』回収の件ですが、8月23日付けで、HMVより良品入荷の連絡が来ていました。
DISC-2の他に、DISC-4も交換するそうです。

▲UP8月22日

『カラヤン読本』

来月DGより発売予定の79年普門館でのベートーヴェン:交響曲第9番を、Tower Recordsで購入すると、特典としてA5版76頁の『カラヤン読本』というのをもらえるのだそうです。

カラヤン普門館ライヴ1979〜ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》<初回プレス限定盤>

いまのところ他のCD店では特典について触れられていません。
また、いつのまにか9月26日の発売予定が13日に前倒しされています。

なお、HMVのページによると、丁寧にリマスターリングするため、当初命日の7月16日発売予定だったものを遅らせたのだそうです。

▲UP8月20日

『カラヤン&ベルリン・フィル 名演集』(GREAT ARTISTS)

分売で買うより約1枚分ほどお得なGREAT ARTISTSのCD-R4枚組で、『カラヤン&ベルリン・フィル 名演集』の2セットがアナウンスされています。

2003年10月末までの限定盤
CDショップ・カデンツァ内)

全てFKMから出ていたものです。
収録内容は以下の通り。

  1. カラヤン&ベルリン・フィル 名演集 Vol.1(GA4-54)
  2. カラヤン&ベルリン・フィル 名演集 Vol.2(GA4-55)

先方のページでは日付が入れ替わっていたり、ブラームスの交響曲第2番が協奏曲になっていたりしますが、正しくは上記のようになっています。

これによりLiveに番号の追加をおこないました。

▲UP8月16日

『KARAJAN - VIENNA PHILHARMONIC』回収

先日の『KARAJAN - VIENNA PHILHARMONIC』ですが、DISC-2のブルックナー:交響曲第5番にわずかな音飛びがあるそうで、回収になっています。
HMVのサイトでは、取り扱い中止となりました。
HMVでは返金または良品との交換を受けついているそうですが、お店の方の話によると、良品の再プレス盤出荷がいつになるかは、いまのところ不明だそうです。
あらかじめ申告しておけば、良品が入荷次第、連絡をもらえるようです。

直接買っていない本家に問い合わせる勇気はありませんでした。

以上、おかださんからのお知らせでした。
どうもありがとうございます。

なお、加藤幸弘さんのサイトClassical CD Information & Reviewsで、このCDのレヴィューが掲載されています。

カラヤン指揮ウィーンフィルのザルツブルク音楽祭ライヴ録音集
クラシック音楽CDの感想(2003年7月〜)内)

余談としてローカル・ネタを。
私はこのCDをHMVの横浜店(VIVRE)で購入したのですが、この店、明後日から休業です。
VIVRE全館改装のためで、確か新装開店は10月頃だったでしょうか。
横浜店で購入した場合、他のHMVで交換してもらえます。
私は渋谷店にしました。
下はHMVの店舗情報です。

店舗リスト

▲UP8月13日

SACD第3弾:ベートーヴェン交響曲全集(60年代)

第2弾から約1年ぶりとなるDGによるカラヤンの次のSACDは60年代のベートーヴェン交響曲全集です。

BEETHOVEN 9 Symphonies Karajan SACD
Deutsche Grammophon Gesellschaft内)

発売予定は10月。
SACD5枚に交響曲全集、ボーナスに《合唱》のリハーサル風景がつきます。
リハーサル風景は、ここ数年では、非売品特典だったり、イタリアDGでのみ商品化されたりと、まともなかたちでは手に入れづらかったものです。
おそらくボーナス盤もCDとのHybridでしょうから、どうしてもという方はこの機にいかがでしょう。
ただし、現在のところ国内での販売価格は出ていませんが、通常のCDに較べるとかなり高価です。
またリハーサル風景の日本語訳が欲しい方は、さらに高価になりますが、SACD第1・2弾ともしばらくの時間をおいて、日本盤が発売されているので、そちらを待った方が良いでしょう。

以上、Concolorさんからのお知らせです。
どうもありがとうございます。

参考:
第1弾は70年代ベートーヴェン交響曲全集より第9番《合唱》 第2弾は70年代のモーツァルト:レクィエムでした。

▲UP8月10日

ANDaNTE 『KARAJAN - VIENNA PHILHARMONIC』

ANDaNTEの『KARAJAN - VIENNA PHILHARMONIC』(AND2060)が国内の販売店店頭にも並んでいたので、買ってきました。
本家のサイトでは発売が8月5日となっていましたが、最近は世界同時発売ということなのでしょうか。

ANDaNTEからカラヤンの音源が発売されるのは、一昨年のブルックナー:交響曲第8番、今年4月のブルックナー:交響曲第9番につづいて3度目ですが、前回・前々回ともブルックナーやウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のライヴ音源オムニバス集に収録のため、収録時間の割に高くつくというのが気がかりでしたが、今回は4枚組で全てカラヤンの音源です。

収録音源は以下の通りです。

強調してあるのが初出、全てウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのザルツブルグ音楽祭中の録音です。
DISC-1のみモノラル。

ベートーヴェンの交響曲第1番は以前日本でプライヴェートCD化されたことがあったそうですが、かなり正体不明です。
ほぼ初出と考えて良いでしょう。

《未完成》は以前からDGよりザルツブルグ音楽祭ドキュメントとして、この日の後半のシュトラウス・ファミリーの小品たちとともにCD化されていました。

64年8月30日の《ツァラトゥストラはかく語りき》は完全な初出です。
カラヤンによるこの曲のライヴ音源としてはもっとも古いものです。

ブルックナー:交響曲第5番(69年8月27日)は初出ではありませんが、以前のARKADIA盤はモノラルでした。
今回が初ステレオです。

《戴冠式ミサ》とブルックナー:テ・デウムドヴォルザーク:交響曲第8番は初出です。
ドヴォルザークの8番はいままでこの日の前半のプログラムであるポリーニとのシューマンの陰に隠れていましたが、ようやく陽の目を見ることができたということでしょうか。

《ロンドン》は以前からステレオでSARDANAよりCD-R盤で発売されていました。

以上、更新するために大急ぎで走り聴きしました。
もったいない。
従来の音源との音質比較などはまた今度。

LiveIndexを更新しました。

AND2060に収録されている音源一覧

《フィガロの結婚》 - 74年7月31日

発売情報を見落としたのか、それとも国内ではアナウンスされなかったのかどうかわかりませんが、OPERA D'OROから今年3月に74年7月31日の《フィガロの結婚》が発売されていたようで、最近になってアメリカのTowerで知り、入手しました。

Tower Records - Mozart: Le nozze di Figaro / Karajan, Van Dam, Freni, et al

この音源は以前、ESTRO ARMONICOからLPで出ていたものと同一と思われます。
非正規ですが今回が初のCD化です。

74年の録音で、リンク先のTowerのページにもSTEREOの表記がありますが、モノラル録音でした。

《ドン・ジョヴァンニ》 - 70年7月27日

70年7月27日の《ドン・ジョヴァンニ》が、ORFEOから発売されます。

モーツァルト / 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲 カラヤン指揮ウィーン・フィル、ギャウロフ、ほか(1970年ステレオ)
HMV内)

ステレオ音源だそうです。
いままでARKADIAで発売されたことがあっただけですので、今回が初の正規発売になります。

映画『嵐の中で輝いて』

oishiさんから映画『嵐の中で輝いて』にカラヤンが登場することを教えていただき、ようやく今日観ることができました。
戦前のドイツを巡るスパイ映画です。
1992年制作。


「カラヤンがドイツを讃えてワーグナーを振る」という科白があります。
このあと、劇場のシーンになります。


幕が開いていません。
舞台側から幕を写しています。


開き始めました。


すごいスモークです。


オーケストラ・ピットです。
ちらっと人が見えます。


燕尾服の指揮者が見えました。


ここからカメラ寄っていきます。
そしてそこに写ったのは……


誰?(w
戦前なのにカラヤン白髪ですか。
ちなみにこの年齢の頃のカラヤンは細身の蝶ネクタイがお気に入り。


振っているのは《トリスタンとイゾルデ》です。
〈愛の死〉の場面。

   
後ろ姿は、まあ80年代くらいのカラヤンに似ていないこともありません。

ということで、本人ではないどころか、そっくりさんでさえありませんでした。
エンディング・ロールには「OPERA SINGER」としてイゾルデ役の女性の名前があるのですが、このカラヤンは名前が出ていません。

カラヤンをモデルにしているといわれてる人物が登場する『愛と哀しみのボレロ』も載せているので、この『嵐の中で輝いて』もOthersに追加しました。

Portraits削除

主に画像ファイルへの直リンク対策がもはや手に負えなくなったため、Portraitsのページを削除しました。
このページをご覧の方は多かったようですが、お許し下さい。


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