News Archive

2004

▲UP12月31日

良いお年を

晦日ですね〜。
大掃除は終わりましたか?
障子の張り替えは?
年賀状は済みましたか?
おせちの用意は?
餅は?
何かの正月特別番組用にヴィデオ・テープの予備はありますか?
銀行やってないので、お金をおろしておいた方が良いですよ〜。
宝くじは当たりません。

私は今年も年末年始と仕事です。

今年もお世話になりました。
明日からの来年もどうぞよろしくお願いいたします。

▲UP12月26日

終了

クリスマス・デコレーション、終了しました。

年内に更新ネタはたぶんないでしょう。

▲UP12月23日

今年こそ帽子

Father Christmas
Father Christmas
He's the greatest man in the whole wide world
In the whole wide world and he knows it
Every Christmas
Father Christmas
Puts a great big sack
On his dear old back
Because he loves us all and we know it
Then he goes for a sleigh ride
If it snows then he may ride all night
But that's all right!

ということで、今年も数日クリスマス・デコレーションです。
いつもご覧になっている方は[CTRL]+[F5]で。
画像を表示、CSSとJavaScriptをOn、さらにFlashも入っていると完璧です。
今年こそ帽子もうまくいったでしょうか。
右手に持つのははたきではありません。

カラヤン・センターでずいぶん以前にNews Letterの登録をしたのですが、先ほど初めてメールが届きました。
クリスマスと新年を祝うカードです。

Merry X-mas and a Happy New Year

いろいろと思うことはあるのですが、止めておきます(w。

では、今年もざっと1年を振り返ってみましょう。
以下は今年初発売・初正規の一覧です。

HANDELMANIA他の素人レーベルについては、面倒なので個々には挙げず、過去記事へのリンクで済ませておきます。

今年はカラヤン没後15年でしたが、特別それを銘打っての商品というのはなかった気がします。
その割に色々と出たので、とくに前半はこのページの更新に困らなかったものでした。

しかしえてしてそういうものかも知れませんが、強力な一撃というのはありませんでした。
私は多くの方がいわれるほどには《春の祭典》についてあまり印象に残りませんでした。
太鼓が大きく鳴ってさえいれば狂瀾怒涛というものでもないでしょう。
初出ではありませんが、同じディスクにカップリングされたベートーヴェンの7番の方が、私にはよほど楽しめました。

ベートーヴェンでも、URANIAの9番はひどかった。
とにかく「音が悪い」ということしか憶えていません。
しかしCD-Rで発売されたフィルハーモニー・ザールの柿落し演奏は、私にとって今年もっとも印象に残るものでした。
カラヤンの演奏としては多少不自然なところがないわけではないのですが、それにしても良い演奏に思えます。
ジャケットにあるモノラルの表記はやはり何かの間違いでしょう。
どう聴いてもステレオ録音です。

ドリームライフからやはりベートーヴェンの9番の映像作品が発売されるという噂がありましたが、いまのところアナウンスはされていません。
今年初めて発売されたバッハの2曲を観ると、この年代のカラヤンの映像作品は保存状態が良いようなので、画質・音質に対する注意力が散漫なドリームライフでも充分に視聴に堪えうる商品を発売でるでしょうから、期待しているのですが。

私は映像作品が好きなので、数としてはあまり満足のできる年ではありませんでした。
しかし永く懸案だった《トロヴァトーレ》も発売され、部分とはいえ全く存在を知らなかったルツェルンでの映像もあり、Classical Video Raritiesのドキュメンタリでは謎解きの楽しみも味わえたので、良しとします。

Classical Video Raritiesもそうですが、去年の暮れにも書いたとおり、最近はネットの発達で素人が自分のエア・チェック・コレクションを放出しています。
これはもうどこまで「商品」といっていいものかどうか判断に苦しみます。
今後もこの手のレーベルが続出するのであれば、頭を抱えてしまいます。

反対に大手レーベルからの発売について。
DGからの《天地創造》は、正直どうしてこれが発売されるのか疑問に思いました。
実際に聴いてみると、既出盤よりもはるかに音質が向上し、この演奏の魅力をよく伝えるものになっていたので、満足はしました。
しかしもうちょっと発掘・選定に熱心になってくれてもいい気がします。

ひょっとするともはや大手とはいえなくなってしまったのかも知れないEMIから発売されたウォルトンの交響曲第1番、本来であればこれこそ今年最大の注目盤だったでしょう。
カラヤンはこの曲を録音しませんでしたし、ライヴで採りあげたのもこのときただ1回のみで、よくぞ残っていたと膝を叩きたくなる音源でした。
ただ残念なのは、年代として上々の音質ではあるものの、いかんせんモノラルでは魅力が半減してしまうタイプの曲であることでした。
今後この曲のカラヤンによるステレオ音源が発売される可能性が絶無であることを考えると、どうしてステレオ全盛期にEMIへ、あるいはデジタル期にDGへ録音してくれなかったのか、残念でなりません。
発売されたことによって逆に悔しさが増してしまうという、珍しい録音でした。

音源はこのくらい。
他に「フルトヴェングラーを語る」というカラヤンのインタヴィュー録音があり、数日前に手許に届いたのですが、これはちょっと思うところがあるので、別の機会に書きます。
あとANDaNTEの《ファルスタッフ》は発売予定日をとっくに過ぎていますが、まだ出ていない模様。

他は音源以外。
初めて買った『レコード芸術』の特集号は、ディスコグラフィー以外眼を通していません。

『マエストロ 第I巻』の内容は、ほとんど『クラシックジャーナル』で既発表だったものですが、カラヤンのインタヴィューとしては抜群に面白いです。
おすすめ。

今年はこんなところでしょうか。
五重塔はどうなったかな?(w
壁掛けはひどかった。
万年筆とボールペンは手が出せません。
タイルについては近いうちに書けるでしょう。

さて、正月は例年ですと何か企画みたいのを書くのですが、今回は余裕もネタもなさそうです。
もし時間があれば、更新として書くべきものを載せてお茶を濁します。

では良いクリスマスを。

▲UP12月15日

44年5月の《英雄》

44年5月の《英雄》について。

最近、DGよりこの録音が発売されました。
ELOQUENCEのDOKUMENTEシリーズで番号は476 264-8。
同シリーズでは以前、《悲愴》〈モルダウ〉のカップリングが発売されています。

この《英雄》はもちろん初出ではありません。
いくつかのレーベルがCD化しており、戦後のどさくさに紛れてソヴィエト軍が持ち去った放送局のテープが1991年に返還されたとき、正規の契約でKOCH SCHWANNが発売しました。
KOCH SCHWANNのCDはいまも廃盤になっていないのかどうかは知りませんが、ステレオ録音のブルックナーの8番と併せ、結構な数が出回っているようで、探せばすぐに見つかると思います。

今回、DGからは初発売ということになります。
すでに別の正規盤が出ている以上、あまり意味があるとは思えませんが、買ってみました。
ジャケット裏には「(P) 1994 Koch International」とあります。
発売時期が10年も違うのですから、CD化にあたって多少は音質も向上しているかと思いましたが、変わりません。
すでにKOCH盤が手許にあり、音質向上を期待しての購入ということであれば、お勧めしません。
ただ現役盤のため、より見つけやすいですし、《英雄》しか入っていないKOCH盤と違い、DG盤にはアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との《レオノーレ》序曲第3番も収録されていますので、今後購入計画があるのなら、DG盤をお勧めします。
たぶんKOCH盤より安いと思います。

さて、ちょうど良い機会ですので、書いておきます。
『全軌跡を追う』は「ALL701は60年代にイギリスのアレグロというレーベルよりフリッツ・シュライバー指揮ドレスデン国立交響楽団として発売されていた録音と同一のものと確認された」とし、この録音の収録LPにALL701を入れています。
ALL701については、「カラヤンの44年録音というが、実際聞いてみると全然違う」という話を諸処のサイトで見かけます。
とある方から、このALL701を板起こししたCDをいただきましたので聴いてみましたが、確かに違う演奏です。
『全軌跡を追う』の編者は何を聴いたのか、あるいは書き方から見て確認という情報を知っただけで、実際のLPを聴いていないのではないかと思われます。

データベースを更新しました。
DG盤CDの番号を追加、LPからALL701を削除しましたが、コメントに書き加えておきます。
ALL701をCD化して送ってくださった方に感謝いたします。

▲UP12月14日

53年6月5日の《フィデリオ》

WALHALLのCD、WLCD 0063の発売を確認しました。
53年6月5日の《フィデリオ》が収録されています。
以前より『philharmonic autocrat1』等で放送記録が知られていた演奏ですが、発売されるのは今回が初めてです。
発売されたカラヤンの《フィデリオ》としてはもっとも古い録音です。

解説によると、第1幕最後の合唱が欠落しているそうです。
そのためディスク1には終わりにフルトヴェングラー指揮10月12日の録音より、第1幕終わりのマルツェリーネの「ああ! お父様、お父様、早く!」からあとの部分がおまけとして収録されています。
第2幕に欠落はないようですが、ディスク2にも37年2月21日のレオンハルト指揮の同曲から、終結部分がおまけとして収録されています。

音質については、アナウンスの段階で発売元から説明があったように、残念なものです。
4年後なので適切な比較ではないものの、やはり《フィデリオ》ということで、57年7月27日のARKADIA盤と比べてみましたが、このARKADIA盤よりさらに悪いです。
ちょうど今年発売された同年9月8日の《英雄》のARCHIPEL盤と同程度でしょうか。
先に述べたディスク1のおまけであるフルトヴェングラーの同年10月12日の録音の方がずっといい音です。
一応ジャケット裏には「24 BIT / 96KHZ」という記述はあります。
音質の問題と先の欠落しているという事情を考えると、今回の盤はあくまで資料的なものでしょう。
ただし今後ORF等の放送局から正規に提供を受けた音源が発売される余地は残っています。

データベースに53年6月5日分を追加しました。
年内の初出音源紹介はこれで終わりでしょう。
あとは初出ではありませんが、ANDaNTEの《ファルスタッフ》について書けると良いのですが、今年中に発売されるかな。

▲UP12月13日

葉巻のラベル

イタリアのeBayにカラヤンの肖像が描かれた葉巻のラベルが出品されています。

Rare and Unusual Herbert von Karajan Vanity Cigar Label

かなり驚きました。
カラヤンが葉巻のラベルになったという話は聞いたこともありません。
葉巻→キューバ→独裁者? と考えたくなるような、昔の共産圏なタッチの肖像画ですね。
どうやらベルギーのMURILLOという会社の21番らしいです。
このラベルが巻かれた葉巻本体を入手したら、Othersに追加しましょう。
といってもすでに、コレクター向けの銘柄になっていそうですが。

▲UP12月6日

『栄光のカラヤン大全集』

『栄光のカラヤン大全集』というCD145枚組のセットが発売されます。

栄光のカラヤン大全集
ポテトのホームページ内)

まず気になったのは《運命の力》序曲(75年1月盤)なのですが、収録されていないようです。
重複は除く、という記述はあとになって気づきました。
ニュー・イヤーズ・コンサートについても、結果的にDGから発売された全曲ではありませんね。

『カラヤン・イン・ザルツブルグ』のDVDが添付されるそうです。
こういうものの特典についてしまうということは、今後も単体での発売はないのでしょうか。

あとはカラヤン肖像プレート(セラミック製)というのがつくそうですが、これはカラヤン・センターからの輸入品だそうで、その気になればすぐ入手できるでしょう。
あそこはクレジット・カードも使えますしね(w。

特典でもっとも興味があるのはディスコグラフィーなのですが、「ドイツ・グラモフォン カラヤン・ディスコグラフィ」とあるところを見ると、役に立ちそうもありません。

そういえば何週間か前に新聞の全面広告でフルトヴェングラーの没後50年企画の全集みたいな商品が載っていました。
あれはファンなら相当興味を持てそうな内容でしたが、それに比べるとこのカラヤンの全集はいまひとつですね。


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